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資料3-6-② 前田先生提出資料 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第99回 9/14)《厚生労働省》
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両疾患同時のサーベイランス
• インフルエンザ定点医療機関の内、診療・検査機関となっているのは特別区にお
いては、小児科定点は175定点中121か所(69.1%)、内科定点は102定点中76か所
(74.5%)と小児科定点中2/3、内科定点中3/4。
• 診断・検査医療機関となっていない診療所の多くは発熱患者を診療していないの
で、インフルエンザ様疾患患者(ILI)の診療も行われないため、定点医療機関とし
て従来通りの機能はない。このため、インフルエンザについて発生数の推定方法
等、サーベイランスの評価方法を再検討する必要がある。
• 特別区別でも、診断・検査医療機関となっている定点医療機関の割合は異なり
(都道府県間も割合異なる、大阪府では内科定点約6割、小児科定点約7割)都道
府県間比較、医療圏間比較等の地理的状況による比較検討方法は検討を要する。
• 診断・検査医療機関全体におけるインフルエンザ定点医療機関は、東京都では
3590か所中197か所で特別区別では分布が不均一であり、COVID-19の定点医療機関
に流用することは課題がある。
• インフルエンザ定点となっている診断検査医療機関に、COVID-19の強化サーベイ
ランスの定点として詳細な報告を求めると負荷が大きくなる。
• インフルエンザサーベ基幹定点についてはほとんどが新型コロナ重点医療機関で
あり、COVID-19の感染拡大期においては重症患者の受け入れ枠を拡充するため、
基幹定点をCOVID-19の強化型サーベイランスの定点として活用すると、重症者に
偏った結果になる可能性がある。

• 両疾患の正確なサーベイランスが行われるよう、実務的な要素も含めての総合的
な検討が必要である。

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