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参考資料1 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27665.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(第48回 9/5)・感染症部会(第66回 9/5)(合同開催)《厚生労働省》
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2.

各医療関係職種へのヒアリングについて



感染症発生・まん延時におけるワクチン接種等の担い手を確保するための対応の在り
方等について検討するに当たっては、各医療関係職種に対して、人体への注射の実施状
況等について、ヒアリングを実施した。
○ ヒアリング事項は、主に、人体への注射・採血、薬剤に係る副反応への対処、臨床現
場での薬剤の取扱い及び鼻腔や咽頭周囲の治療について、①教育課程の中で基本的な教
育を受けているか、②普段の業務のなかで、実施している状況であるか(実施する頻度
はどれくらいか)とし、公益社団法人日本歯科医師会、公益社団法人日本診療放射線技
師会、一般社団法人日本臨床衛生検査技師会、公益社団法人日本薬剤師会、公益社団法
人日本理学療法士協会、一般社団法人日本作業療法士協会、公益社団法人日本臨床工学
技士会、一般財団法人救急振興財団救急救命東京研修所教授及び一般社団法人日本言語
聴覚士協会からヒアリングを実施したところである。
3. ワクチン接種や検体採取の担い手の確保等のための方策について
○ 感染症発生・まん延時には、ワクチン接種、検体採取のみならず、救急搬送、診療・
リハビリテーションの提供等について、それぞれの職種が本来の業務を担うことが重要
である。また、ワクチン接種全体を円滑に進める上では、ワクチン接種のための注射の
みならず、予診、薬液の充填、副反応への対応、ワクチンの品質管理等の接種事業全体
の人材確保を進め、その上で、各医療関係職種がその専門性を十分に発揮することが重
要である。
○ 検体採取については、発生当初と異なり、唾液等による自己採取による検査が可能と
なったことや、医師や看護師等だけでなく、臨床検査技師も業として実施できることか
ら、新型コロナウイルス感染症対応においては、歯科医師による実施は限定的であった。
○ 今後の感染症発生・まん延時において、医師や看護師等が感染者の診療等を提供する
ために、ワクチン接種、検体採取について、十分に担い手を確保することが困難となっ
た場合において、医師との連携のもと、これらの業務を担う者を確保するための取組を
進めることが重要である。
○ 各医療関係職種へのヒアリング結果も踏まえ、①医師や看護師等以外の者が感染症発
生時等におけるワクチン接種等を行うことの是非、②どのようなプロセスを経れば、医
師や看護師等以外の者がこれらの業務の担い手となり得るかについて、以下のとおり整
理する。
○ 医師や看護師等以外の者が感染症発生時等におけるワクチン接種等を行うことの是
非については、医療安全の観点を踏まえると、これらの行為に関して、基本的な教育を
受けており、かつ、実際にこの業務を行う上での技術的基盤を有していることが重要で
ある。具体的には、ワクチン接種のための注射については、人体への注射・採血を行っ
ていることが重要であるとともに、検体採取のための鼻腔・咽頭拭い液の採取について
は、口腔と連続する領域である鼻腔や咽頭周囲の治療に関わっている職種とすることが
望ましい。このため、これらの行為に関する知識・技能を有している以下の者を感染症
発生時等におけるワクチン接種等の担い手の対象とすることが適当である。
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