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資料3-9 大橋先生提出資料 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第93回 8/3)《厚生労働省》
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決まるまでの照会回数が増加しています.救急受け⼊れが困難になる中であっても緊急性の⾼
い傷病者に対する救急搬送受け⼊れは最⼤限実現しなければなりません.
しかし,⼀般に医療従事者でない⼈が緊急性の⾼さを判断することは容易ではありません.救
急⾞で医療機関に運ばれた傷病者の中には,結果として緊急性に乏しい場合もみられます.
例えば,熱の⾼いことのみを⼼配して限りある救急⾞を呼ぶと,他の緊急性の⾼い傷病者が助
からなくなる危険があります.そのような場合は,⾃宅で⼗分な換気を含めた同居者への感染
対策をし,薬局等やオンライン診療により⼊⼿可能な解熱鎮痛薬を適切に使⽤することで発熱
やのどの痛みを緩和し,のどが渇いていなくても積極的な⽔分摂取に努めてください.
⼀⽅で,緊急性がないという⾃⼰判断や我慢し過ぎた結果,症状が悪化することがありま
す.新型コロナウイルス感染症により救急⾞を呼ぶ必要がある症状としては,顔⾊が明らかに悪
い,唇が紫⾊になっている,(表情や外⾒等が)いつもと違う,様⼦がおかしい,息が荒くなっ
た,急に息苦しくなった,⽇常⽣活で少し動いただけで息苦しい,胸の痛みがある,横になれ
ない,座らないと息ができない,肩で息をしている,意識がおかしい(意識がない)などがありま
す.このようなときには救急⾞を呼ぶことをためらわないでください.
救急⾞の適時の利⽤の⽬安について『こんなときにはすぐ119番』がホームページ上に公開し
てありますので平時より活⽤することをお奨めします.
「救急⾞利⽤リーフレット(⾼齢者版,成⼈版,⼦供版)」
https://www.fdma.go.jp/publication/portal/post9.html

また,判断に迷う場合には,普段からの体調を把握しているかかりつけ医への相談,各種相
談窓⼝(⾏政などが設置している発熱相談窓⼝,#7119等の救急安⼼センター・救急
相談センター,#8000)などの活⽤をしてください.
上記の救急⾞利⽤リーフレットや#7119運⽤のもととなる緊急度判定基準は,総務省
消防庁が学術団体である⽇本救急医学会,⽇本臨床救急医学会の有識者・専⾨家による
研究班の監修を受けて作成されています.

2022 年8⽉2⽇
⽇本感染症学会

理事⻑

四柳宏

⽇本救急医学会 代表理事 坂本哲也
⽇本プライマリ・ケア連合学会

理事⻑ 草場鉄周

⽇本臨床救急医学会 代表理事 溝端康光

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