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【参考資料2】 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26881.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第63回 8/1)《厚生労働省》
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ため、感染者はヒトやペットの哺乳類(特にげっ歯類)の動物との接触を避けるべきであ
る。
接触者は、接触後 21 日間、発症時には速やかにヒトやペットの哺乳類(特にげっ歯類)の
動物との接触を避け、医療機関を受診することが求められる。また、小児や妊婦、免疫不
全者との密な接触や、性的接触も避けるべきである。また、重症化リスクが想定される接
触者には、痘そうワクチンの接種が個別にリスクとベネフィットを踏まえ考慮される。
推奨される感染予防策については、国立感染症研究所・国立国際医療研究センター国際
感染症センター(DCC)「サル痘患者とサル痘疑い例への感染予防策」を参照のこと。


臨床的対応体制の構築


診療指針について

今般の流行における臨床徴候の詳細については、国立国際医療研究センター国際感染症
センター「サル痘診療指針」を参照のこと。


治療薬、ワクチンについて

日本国内において、サル痘に対して承認された治療薬やワクチンは存在しないが、欧州・
米国等で承認されている天然痘治療薬や、国内で製造されている痘そうワクチンがその
治療や予防に有効であることが示唆されている。
このため、以下のとおり、サル痘の患者への治療薬の投与、接触者へのワクチン接種に関
する臨床研究を実施している。
・国内で発生したサル痘の患者に対して tecovirimat を投与し、安全性・有効性を評価
するもの
・サル痘患者と接触して 14 日以内の者に対して LC16m8 ワクチンの接種を行い、安全
性・有効性を評価するもの
患者又は接触者が 上記臨床研究の要件に合致し、当該者が臨床研究に関する説明を受け
合意した場合には臨床研究に参加することが可能である。


差別や偏見への対策
特定の集団や感染者、感染の疑いのある者等に対する差別や偏見は、人権の侵害につな
がる。さらに、受診行動を妨げ、感染拡大の抑制を遅らせる原因となる可能性がある。偏
った情報や誤解は差別や偏見を生むため、客観的な情報に基づき、先入観を排した判断
と行動がなされるべきである。

注意事項


迅速な情報共有を目的とした資料であり、内容や見解は情勢の変化によって変わる可能
性がある。
©National Institute of Infectious Diseases, Tokyo, Japan, 2022.

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