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薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(とりまとめ)概要資料 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26701.html
出典情報 「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」の「とりまとめ」-薬剤師が地域で活躍するためのアクションプラン-を公表します(7/11)《厚生労働省》
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対 物 業 務 の 効 率 化 : 処 方 箋 の 4 0 枚 規 制 ( 薬 剤 師 員 数 の 基 準 ) (注)

対物業務の効率化

(とりまとめP15~P16)

○ 現状の診療報酬の体系は処方箋受付時の評価が中心。単純に40枚規制を撤廃又は緩和すると、処方箋
の応需枚数を増やすために、対人業務が軽視される危険性がある。見直しの検討を行う場合は、診療報酬
における評価等も含め、対人業務の充実に逆行しないよう慎重に行うべき。

○ 調剤業務の一部外部委託を検討する場合、本規制が支障とならないように必要な措置を講じるべき。
(注)1日の平均取扱処方箋40枚につき1人以上の薬剤師の配置を義務づける規定。眼科、耳鼻咽喉科及び歯科は60枚につき1人以上の配置。

2.検討の方向性

1.現状
○ 薬剤師の配置基準である、いわゆる処方箋の40枚規制は、調剤
の質を確保する観点から、平成5年に規定された(それまでの配置
基準は、月平均の調剤数及び販売金額に応じたものであった。)。
○ 40枚規制は、①薬剤師の配置基準という制度設計自体と、②
40枚という数値(量)、の2つの側面がある。
○ 薬剤師1人あたりの1日の処方箋の受付枚数は、16~20枚の
薬局が最も多く、30枚を超える薬局※は約17%(下のグラフ)。

○ 現状の診療報酬の体系は処方箋受付時の評価が中
心。単純に処方箋の40枚規制を撤廃又は緩和する
と、処方箋の応需枚数を増やすために、対人業務が
軽視される危険性がある。

※ 眼科、耳鼻咽喉科及び歯科では薬剤師1人あたり60枚が上限であるため、
受付枚数が40枚を超える薬局が一定数存在する。このようなことから、本調査
のデータでは各薬局における基準への充足率の判断はできない

○ 一方で、調剤業務の一部外部委託を検討する場合、
処方箋の40枚規制が一部外部委託の支障とならな
いように必要な措置を講じるべき。

120

102

薬局数

100

76

80
60

45

40
20

68

12

23

30
17

13
1

7

0
5以下

○ このため、処方箋の40枚規制の見直しを行う場合は、
診療報酬における評価等も含め、対人業務の充実に
逆行しないよう慎重に行うべき。

※ このほか、薬局薬剤師の業務の質の担保について、処方箋枚数
に応じた薬剤師の配置に一定の合理性はあるものの、対人業務
のプロセスやアウトカムの評価で行うことが理想的との意見があっ
た。

6-10 11-15 16-20 21-25 26-30 31-35 36-40 41-45 46-50 51以上

薬剤師1人あたりの処方箋の受付枚数(枚/日)

出典:働き方に関する調査-薬局の施設調査(令和2年度薬剤師の需給動向把握事業)に基づき、厚生
労働省医薬・生活衛生局総務課が計算

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