よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ とりまとめ ~薬剤師が地域で活躍するためのアクションプラン~ (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

てはどうかとの意見があった。
②調剤機器の活用
○ 現在では、一包化支援、監査支援、薬剤の取揃え、外用剤や液剤の調
製等、様々な場面で調剤機器が使用されており、これらの機器は対物業
務の効率化や安全確保に貢献している。
○ 調剤機器の活用に当たっては、調剤機器自体の性能が担保されること
が必要であり、そのために必要な精度管理の手法等を厚生労働省におい
て検討すべきとの意見があった。


対物業務の効率化のための方策の一つとして、欧米で実施されている
いわゆる箱出し調剤 27が挙げられる。箱出し調剤は、複数包装単位の製造
が必要であることや処方日数の一定制限等の課題等、多くの課題がある
が、トレーサビリティの確保、安全性や衛生上の利点もあることから、
まずは課題の抽出等を行ってはどうかとの意見があった。

③院外処方箋における事前の取決め(プロトコール)に基づく問合せ簡素化
〇 一部の医療機関と一部の薬局(当該医療機関の処方箋を応需する薬局
のうち、事前の取決めの締結を希望する薬局)の間では、処方箋中の疑
義照会とは別に、事前の取決め(プロトコール)により内服薬の剤形変
更(例:OD 錠⇔普通錠⇔散)、内服薬の規格変更(例:5mg2 錠⇔10mg1 錠)
等に関する薬局から医療機関の医師への問合せを簡素化している。
○ 問合せ簡素化のプロトコールによる業務効率化は、医療機関の医師や
薬剤師等の業務負担の軽減や、患者が必要な医薬品を速やかに受け取る
ことが可能となるなどの利点がある、病院薬剤師との連携(薬薬連携)
の好事例である。このため、地域の薬剤師会が中心となり、病院薬剤師
等と連携しながらその導入を推進していくべきである。
3.薬局薬剤師DX
○ DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がビジネス環境の激
しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを
基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、
組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することを
意味している。単に業務のデジタル化を行うことや、それにより効率化を図る
デジタライゼーションとは異なる概念である。
○ 電子処方箋、オンライン服薬指導、マイナポータルを通じた各種医療情報の
共有等のデジタル技術の進展や、諸外国のDX動向を踏まえ、今後、薬局薬剤
師の役割として、

27

錠剤やカプセル剤などの PTP(ブリスター)包装品が入った包装(箱)を、箱から出さ
ずにそのまま患者に交付する調剤手法

17