よむ、つかう、まなぶ。
資料1 直近の感染状況等の分析と評価 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第89回 6/30)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
<今後の見通しと必要な対策>
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、全国的に上昇傾向に転じた(今週先週比で1を上回るのが29都府県)。地域別に見ると、まだ減少を続
けている地域もあるが(18道府県で減少)、大都市では概ね上昇傾向となった。また、地方では増加速度の速い地域も見られる。
沖縄県は他の地域よりも感染レベルが高く、上昇傾向となっており、今後の感染状況の動向について特に注視が必要。
• 年代別の新規感染者数では、全国的には概ね全ての年代で微増となっている。また、東京都では20代の増加幅が大きい。また、
沖縄県では全年代で増加しているが、高齢者でも増加が続いていることから、感染状況を注視していく必要がある。
• 新規感染者の感染場所について、学校等における割合が引き続き減少傾向にあるものの、依然として高い割合で推移している。
また、自宅における割合が減少傾向にある。
• 今後の感染状況について、大都市における短期的な予測では今後、新規感染者数の増加が見込まれ、①ワクチンの3回目接種
と感染により獲得された免疫には徐々に減衰していくこと、②7月以降は梅雨明け、3連休や夏休みの影響もあり、接触の増加等
が予想されること、③オミクロン株の新たな系統への置き換わりの可能性もあること等から、今後は感染者数の増加も懸念される
ところであり、医療提供体制への影響も含めて注視していく必要がある。
○ 感染の増加要因と抑制要因について
感染状況には、以下のような感染の増加要因と抑制要因の変化が影響するものと考えられる。
【接触パターンについて】夜間滞留人口について、大都市中心に多くの地域で増加傾向がみられる。これらの中には、昨年末の
ピークに迫る地域や超える地域もあるため、今後の感染状況への影響に注意が必要。
【流行株について】BA.1系統から、BA.2系統へ置き換わったが、新たな系統として、BA.2.12.1系統、BA.4系統及びBA.5系統が国
内でも検出されており、特に、BA.5系統においては、今後、国内の主流系統となり、感染者数の増加要因となる可能性がある。
【ワクチン接種等について】3回目接種が進んでいるが、3回目接種から一定の期間が経過することに伴い、感染予防効果は、より
早く接種を受けた人から今後減弱していくことが予想され、留意が必要。また、これまでの感染により獲得した免疫についても、
今後徐々に減弱することが予想される。
【気候要因について】気温の上昇により屋内での活動が増える時期であるが、冷房を優先するため換気がされにくい場合もある。
○ 医療提供体制について
• 全国的には、病床使用率は総じて低水準にあるが、新規感染者数が上昇傾向に転じたことに伴い、大都市で下げ止まりの傾向と
なった。一方、沖縄県では、入院者数や病床使用率が横ばいから微増の状況にあり、重症病床使用率も増加している。
• 救急搬送困難事案については、非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案ともに、直近では全国的に増加傾向となった。また、今後熱中
症による救急搬送が増えることも予想され、十分な注意が必要である。
2
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、全国的に上昇傾向に転じた(今週先週比で1を上回るのが29都府県)。地域別に見ると、まだ減少を続
けている地域もあるが(18道府県で減少)、大都市では概ね上昇傾向となった。また、地方では増加速度の速い地域も見られる。
沖縄県は他の地域よりも感染レベルが高く、上昇傾向となっており、今後の感染状況の動向について特に注視が必要。
• 年代別の新規感染者数では、全国的には概ね全ての年代で微増となっている。また、東京都では20代の増加幅が大きい。また、
沖縄県では全年代で増加しているが、高齢者でも増加が続いていることから、感染状況を注視していく必要がある。
• 新規感染者の感染場所について、学校等における割合が引き続き減少傾向にあるものの、依然として高い割合で推移している。
また、自宅における割合が減少傾向にある。
• 今後の感染状況について、大都市における短期的な予測では今後、新規感染者数の増加が見込まれ、①ワクチンの3回目接種
と感染により獲得された免疫には徐々に減衰していくこと、②7月以降は梅雨明け、3連休や夏休みの影響もあり、接触の増加等
が予想されること、③オミクロン株の新たな系統への置き換わりの可能性もあること等から、今後は感染者数の増加も懸念される
ところであり、医療提供体制への影響も含めて注視していく必要がある。
○ 感染の増加要因と抑制要因について
感染状況には、以下のような感染の増加要因と抑制要因の変化が影響するものと考えられる。
【接触パターンについて】夜間滞留人口について、大都市中心に多くの地域で増加傾向がみられる。これらの中には、昨年末の
ピークに迫る地域や超える地域もあるため、今後の感染状況への影響に注意が必要。
【流行株について】BA.1系統から、BA.2系統へ置き換わったが、新たな系統として、BA.2.12.1系統、BA.4系統及びBA.5系統が国
内でも検出されており、特に、BA.5系統においては、今後、国内の主流系統となり、感染者数の増加要因となる可能性がある。
【ワクチン接種等について】3回目接種が進んでいるが、3回目接種から一定の期間が経過することに伴い、感染予防効果は、より
早く接種を受けた人から今後減弱していくことが予想され、留意が必要。また、これまでの感染により獲得した免疫についても、
今後徐々に減弱することが予想される。
【気候要因について】気温の上昇により屋内での活動が増える時期であるが、冷房を優先するため換気がされにくい場合もある。
○ 医療提供体制について
• 全国的には、病床使用率は総じて低水準にあるが、新規感染者数が上昇傾向に転じたことに伴い、大都市で下げ止まりの傾向と
なった。一方、沖縄県では、入院者数や病床使用率が横ばいから微増の状況にあり、重症病床使用率も増加している。
• 救急搬送困難事案については、非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案ともに、直近では全国的に増加傾向となった。また、今後熱中
症による救急搬送が増えることも予想され、十分な注意が必要である。
2