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【資料2】HTLV-1の感染症法上の取り扱いについて (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26447.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第62回 6/29)《厚生労働省》
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HTLV-1の感染症法上の取り扱いについて

資料2

1.背景
<現状>
○ ヒトT細胞白血病ウィルス1型(Human T-cell leukemia virus type1:HTLV-1)の感染者数は2010年に約108万人と推定。2016年は約71.6
~82万人と推定されている。


患者・専門家を交えた検討を行い、平成22年に「HTLV-1総合対策」が取りまとめられ、母子感染予防を中心とした重点施策に基づき対
策を進めている。 また、「HTLV-1総合対策」を踏まえ、HTLV-1対策推進協議会を開催し、対策の推進を図っている。



第14回HTLV-1対策推進協議会(令和元年10月25日)で、HTLV-1の感染症法上における取扱いについて、HTLV-1学会と患者会から、
以下の理由によりHTLV-1 を5類感染症に位置づけることについての要望書が提出された。
・HTLV-1の感染者数は、日本赤十字社の献血者の抗体スクリーニングの推定値でしかなく、妊婦健診の際の抗体検査結果を公的に把握す
る仕組みがない
・性行為感染が年間4000件以上あると推測され、水平感染対策が重要
・都道府県の認識が変わりHTLV-1検査を希望する方への相談体制・啓発活動につながる



このため、特にHTLV-1の感染症法上の取り扱いについて検討することを目的に、厚生労働省健康局長の私的懇談会として「HT
LV-1の感染症法上の取り扱いを検討する小委員会」を設置。第1回(令和3年3月31日)、第2回(令和4年3月30日)を開催し、
HTLV-1の専門家の立場からご議論いただいた。(※)
※ 第1回小委員会では、事前に各委員からいただいたHTLV-1の位置づけに関する主なご意見に基づき、①疫学②届け出③差
別・偏見と普及・啓発④相談・支援体制⑤研究・開発の観点から議論を実施。第2回小委員会では、事務局から論点を提示し、感染
症法の考え方に基づいて、ご意見をいただき、これを取りまとめた。

<議題>
○ HTLV-1の感染症法上の取り扱いについて、別紙に示す主な論点毎に、小委員会での意見のとりまとめも参考に、ご意見をいただ
きたい。

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