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参考資料3 特定健診・特定保健指導の効果検証 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26495.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会 効率的・効果的な実施方法等に関するワーキング・グループ(第4回 6/28)《厚生労働省》
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諸外国における予防・健康づくりのエビデンスレビュー(文献検索)



大規模実証事業(特定健診・保健指導)において、諸外国における予防・健康づくりに係るエビデ
ンスレビュー(文献検索)を実施。
USPSTF(米国予防医学専門委員会)のエビデンスレビューにより、高血圧・糖尿病・脂質異常
症・肥満に対するスクリーニング検査・生活指導介入の有益性が高いものとして推奨されているこ
とを確認。
 健診項目
一般集団へのスクリーニング
高血圧

糖尿病
脂質異常症
肥満

ハイリスク集団へのスクリーニング
(健診項目以外の年齢・既往歴等の情報から対象者を決定する方法)

18歳以上の成人に高血圧のスクリーニングを推奨 【Grade A】

40歳以上あるいは高リスク集団には毎年のスクリーニングを推奨

肥満、妊娠糖尿病歴、家族歴などの情報を基にスクリーニング対象を
選択することを推奨
40-75歳の集団において5年ごとに心血管リスク因子をスクリーニング
して、スタチンの一次予防導入を推奨 【Grade B】
2012年のガイドはすべての成人に肥満のスクリーニングを行うことを推
奨 【Grade B】

40~70歳の過体重または肥満の成人を対象に、心血管リスク評価の
一環として血糖異常のスクリーニングを行うことを推奨 【Grade B】
心血管リスクの高い集団にはスクリーニング間隔を狭めることを推奨

 保健指導
スクリーニングに組み合わせられた生活指導
高血圧
糖尿病

脂質異常症

肥満

生活指導一般(参考)

生活習慣病一般に対する生活指導として言及
糖尿病患者に対して行動療法(健康的な食事と運動習慣の指導)
を行うことを推奨
血糖異常者に対して、健康的な食事と身体活動を促進するための集
中的な生活指導介入を推奨 【Grade B】
1つ以上の心血管リスク因子(脂質異常症、糖尿病、高血圧、喫煙
など)を有し、10年心血管リスクが10%以上である心血管疾患の既
往歴のない成人に対して、心血管イベントの予防のために低用量から
中用量のスタチンを使用することを推奨 【Grade B】

高血圧、脂質異常症、あるいは10年心血管リスクが7.5%を超える持
つ成人に対して、健康的な食事と身体活動を促進するための行動カウ
ンセリング介入を提供または紹介することを推奨
【Grade B】

BMIが30以上の成人に対して、臨床医による集中的な行動療法によ
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る介入を推奨 【Grade B】

※USPSTF(米国予防医学専門委員会)とは、エビデンスレベルに応じて、予防サービスの格付けを行う米国の学術組織。GradeはUSPSTFの推奨。Gradeは、推奨の度合
いを表し、5種類(A(有益性が非常に高いことが確定的)、B(有益性が中程度が確定的)、C(有益性が小さい・確実性は中程度)、D(有益性がない)、I(エビデン
スは不十分))ある

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