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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021756.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第90回 6/23)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ


⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数
⑥-1

6 月 23 日 第 90 回モニタリング会議のコメント
東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 68.9 件/日から 6 月 22 日時点で 71.7 件/日となった。
【コメント】
ア)東京ルールの適用件数は、引き続き高い水準で推移しており、救急医療体制に未だ影響が残っている。
イ)救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、新型コロナウイルス感染症流行前
の水準と比べると、依然延伸したまま推移している。
(1) 6 月 22 日時点の入院患者数は、前回の 575 人から、614 人となった。

(2) 今週新たに入院した患者は、前週の 351 人から 378 人となった。また、入院率は 3.4%(378 人/今週の新規
陽性者 11,113 人)であった。
(3) 都は、各医療機関に要請する病床確保レベルをレベル 1(5,000 床)としており、6 月 22 日時点で確保病床数
は 5,047 床となった(稼働病床数 4,813 床)

(4) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 150
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア)入院患者数は、6 月 1 日以降、1,000 人を下回って継続して減少してきたが、今回は 614 人と横ばいとなり、
今後の動向に注意する必要がある。引き続き感染状況やウイルスの特性に応じた医療提供体制を確保するため

⑥ 入院患者数

の検討を進める必要がある。
イ)入院調整本部への調整依頼件数は、6 月 22 日時点で 49 件となった。入院調整本部では、重症度別の入院調
整班や、転退院、保健所、往診等の支援班を設置し、中和抗体薬等の担当とも連携して対応している。
⑥-2

6 月 22 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 27%を占め、次いで 70 代が約 18%で
あった。
【コメント】
ア)入院患者数に占める 60 代以上の割合は、約 69%と引き続き高い値のまま推移しており、高齢者を受け入れ
ることが可能な病床や、軽症・無症状の高齢者のための臨時の医療施設の運用が重要である。
イ)都は、受入医療機関と意見交換会を実施し、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用
による情報の共有化を進めている。

-7-