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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021756.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第90回 6/23)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

6 月 23 日 第 90 回モニタリング会議のコメント
倦怠感等の症状がある場合は医療機関を受診するよう周知する必要がある。
イ)今週も、10 代以下では施設で感染した割合が高く、10 歳未満では 30.1%、10 代では 28.9%と、高い値で
推移している。施設内感染の発生により、保護者が欠勤せざるを得ないことも社会機能に影響を与えている。
保育所・幼稚園や学校での感染拡大に警戒が必要である。
ウ)職場での感染を防止するため、事業者は、従業員が体調不良の場合に、受診や休暇取得を積極的に勧めると
ともに、テレワーク、オンライン会議、時差通勤の推進、3 密を回避する環境整備等の推進と、基本的な感染
防止対策を徹底することが引き続き求められる。
エ)会食による感染が明らかだった新規陽性者数は、継続して減少していたが、今週は増加した。会食は換気の
良い環境で、できる限り短時間、少人数とし、会話時はマスクを着用することを繰り返し啓発する必要がある。

① 新規陽性者数

①-6

今週の新規陽性者 11,113 人のうち、無症状の陽性者が 626 人、割合は前週の 6.3%から 5.6%となった。
【コメント】
ア)今週も、症状が出てから検査を受けて陽性と判明した人の割合が高かった。
イ)無症状や症状の乏しい感染者からも、感染が広がっている可能性がある。症状がなくても感染源となるリ
スクがあることに留意して、日常生活を過ごす必要がある。

①-7

①-8
①-9

今週の保健所別届出数を多い順に見ると、世田谷で 830 人(7.5%)
と最も多く、次いで多摩府中 714 人(6.4%)、
江東区 552 人(5.0%)
、足立 545 人(4.9%)
、大田区 527 人(4.7%)であった。
【コメント】
保健所では、オミクロン株の特性を踏まえ、濃厚接触者の特定、積極的疫学調査を効果的・効率的に実施し
ていく必要がある。オミクロン株以外の、ウイルスの性状が未知の変異株が検出された場合には、重症度や感
染状況の評価を行うために積極的疫学調査を迅速に行う必要がある。
今週は、都内保健所のうち約 19%にあたる 6 保健所で、それぞれ 500 人を超える新規陽性者数が報告された。
【コメント】
都は、保健所に人材を派遣して支援している。療養者に対する感染の判明から療養終了までの保健所の一連
の業務を、都と保健所が協働し、補完し合いながら一体的に進めていく必要がある。
#7119 の増加は、感染拡大の予兆の指標の1つとしてモニタリングしてきた。都が令和 2 年 10 月 30 日に発
熱相談センターを設置した後は、その相談件数の推移と合わせて相談需要の指標として解析している。
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