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資料2-1 健診項目について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26370.html
出典情報 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会 健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関するワーキング・グループ(第3回 6/22)《厚生労働省》
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第2回技術的事項WGの主なご意見

 高血圧学会ガイドラインの血圧値の分類変更と特定健診・特定保健指導における保健指導判定値等について


海外のESH(European Society of Hypertension)、ISH(International Society of
Hypertension)でも、拡張期血圧は80mmHgが基準となっているため、国際標準としてはこの値が
妥当であるとの観点で、高血圧学会のガイドラインを変更した。国民の心筋梗塞や脳卒中等を予防す
るという観点においては、妥当ではないか。



実際の特定保健指導の現場の状況や実施率、対象者の生活習慣の改善可能性、対象者年齢が
74歳までであること等を踏まえると、高血圧症の基準である120/80mmHgは、64歳までのエビデンス
は出ていたが、65歳以上もその基準をそのまま使ってよいか等、検討をする必要があるのではないか。



拡張期血圧85~80mmHgの間にいる対象者に対応することが、特定保健指導の費用対効果の観
点から優先順位が高いものであるのか等、基準を80mmHgにすることが有効なのか疑問がある。変更
により、特定保健指導の対象者が数%増加するが、積極的に介入することによる効率性や費用対効果
の観点からも、効果検証を行う必要があるのではないか。



65歳以上の特定保健指導対象者について、特定保健指導を実施する割合は、市町村国保が多い
と思うが、65歳以上についてのエビデンスがはっきりしない中で、対象者が増えるのはいかがなものか。



基準を変更した場合に、特定保健指導にかかる費用や、人手の問題を考慮することは大事であり、そ
の点について検証することが必要ではないか。

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