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資料2-2 第133回先進医療技術審査部会の指摘事項に対する回答 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26038.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第135回 6/16)《厚生労働省》
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3.LACC study などの海外の研究結果も踏まえながら、本研究の成果に基づき、本医療技術
の術者基準、施設基準、対象症例が、腹腔鏡手術とも比較しどうあるべきか、考察を追記
してください。
【回答】
ロボット手術は、鉗子の自由度が高いことから、腹腔鏡手術における鉗子手技よりも
開腹手術に近い感覚で操作を行えます。この点から、術中の鉗子操作に関しては開腹手
術における広汎子宮全摘術の術式を十分に理解していることが安全な操作を行う上で
重要と考えます。施設基準、術者基準、対象症例については、腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手
術(子宮頸がんに限る)が保険収載される条件として「関係学会の定める診療に関する
指針を遵守し、実施すること」
(参考:診療報酬点数表:腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術 K8792)とされたように、ロボット手術の場合も、関係学会が診療に関する指針を示し、そ
れを遵守することが望ましいと考えます。あえて私見を述べますと、術者要件として
は、十分な内視鏡手術の経験に加え、開腹手術における広汎子宮全摘術の経験を十分に
積んだ婦人科腫瘍専門医によって行われることが適切と考えます。施設基準は腹腔鏡
手術の場合と同等で問題ないと思います。
対象症例に関しては、表 2 に示したように現行の日産婦 2022(FIGO2018)進行期 IB1、
IB2、IIA1 期に関しては腹腔鏡手術に劣らない成績を示したことから、本技術において
も腹腔鏡手術と同様に対象症例として、IB1、IB2、IIA1 期の子宮頸がんが適切と考え