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資料1-3 地域における薬剤師サービスの提供について(論点に対する意見)(第4回ワーキンググループ積み残し分) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25905.html
出典情報 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第5回 5/27)《厚生労働省》
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が重要。例えば病院の地域医療連携室等から地域薬剤師会を介して薬局と調整を行
い、在宅医療を担う医師が治療方針を策定する段階から、薬剤師が在宅医療に参画で
きるようにすることが有用である。

Ⅱ.健康サポート機能の推進
○ 薬局の健康サポート機能が地域全体で活用されるよう、自治体や医療、保健、介護、
福祉等の団体が取り組む様々な施策と連携するための取組を検討していくべき。
○ 例えば、自治体や保険者が行う健康づくりのための事業や、健診・受診勧奨を含めた
疾病予防、早期治療に結び付ける取組、糖尿病の重症化予防、禁煙支援など、地域の
課題に対して薬局が持つ機能を活用した健康増進施策を自治体や保険者と連携して積
極的に進めていくなどの取組が考えられる。

Ⅲ.薬局機能の強化、役割の明確化
○ さまざまな地域のニーズに適時に対応するには、各薬局が必要な機能のすべてを単独
で有することは容易ではなく、地域全体で薬局機能・薬剤師サービスを提供していく
という観点も必要。そのために、地域の薬局が有機的に連携する仕組みを構築してお
くことが重要(例えば、夜間・休日等に調剤が必要な場合の対応や、無菌調剤といっ
た高度かつ頻度の少ない調剤への対応、急な麻薬調剤や備蓄医薬品の不足への対応へ
の医薬品譲渡譲受のための在庫情報の見える化・共有など)。
○ 薬局間連携は、患者のため、また地域の医療ニーズへの対応として公共的な観点から
なされるものであり、薬局の事情や都合によって行われるべきものではない。地域に
おいて異なる薬局開設者同士の薬局の円滑な連携のためには、調整役もしくはまとめ
役としての機能は有効な手段の一つとなると考えられる。但し、そのためには、地域
薬剤師会が調整役を担い、お互いの顔の見える関係を踏まえて、各薬局が地域薬剤師
の構築する連携体制に積極的に協力することをもって、構築されることが望ましい。
○ 地域住民に対する薬剤師サービスは、各薬局が有する機能を中心に、不足している機
能については地域内の薬局同士で補い合うことが重要。特定の重装備の薬局を作るこ
とで他の薬局の機能を代替することは、薬局が本来有すべき機能を持たないことにつ
ながりかねず、目指す姿とは言い難い。
○ 地域のニーズに的確に対応するためには、地域において必要な機能や、当該地域の薬
局リソース(どんな機能が不足しているか)等を把握するための仕組みも不可欠。ま
た、そうした取組により、災害時や感染症への対応など有事の際の地域における医薬
品提供体制の整備につながる。
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