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感染症週報 2026年第35週(8月24日-8月30日) (11 ページ)

公開元URL https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/idwr/2026/index.html
出典情報 感染症週報 2026年第35週(8月24日-8月30日)(9/11)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2026年 第35週
(8月24日〜 8月30日)
:通巻第28巻 第35号

注目すべき感染症
◆インフルエンザ 2026年第1~35週(2026年9月2日現在)
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを原因病原体とする急性の呼吸器感染症で、世界
中で流行がみられる。主な感染経路は、咳、くしゃみ等により発生する飛沫による感染
(飛沫感
染)であるが、物の表面等に付着した飛沫に触れた手指を介した接触感染でも伝播する。症状
としては、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが出現し、鼻汁・咳などの呼吸器症
状がこれに続く。通常の感冒と比べて全身症状が強いことが特徴であるが、1週間前後の経過
で軽快することが多い。症状のみで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との鑑別は困難で
ある。
2025年第15週より急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが開始されたことに伴い、インフ
ルエンザの発生状況は、従来のインフルエンザ/COVID-19定点医療機関(全国約5,000カ所)か
ら、全国約3,000カ所の急性呼吸器感染症(ARI)定点医療機関
(小児科定点約2,000カ所、内科
定点約1,000カ所)からの届出により把握することとなった。そのため、過去シーズンとの比較に
際しては、データの解釈に一定の注意を要する。
わが国ではインフルエンザは冬季に流行が見られ、定点当たり報告数でみると、2022/23シー
ズン(シーズン:第 36 週~翌年第 35 週)では 2023 年第 6 週(12.91)、2023/24 シーズンでは
2023年第49週(33.72)、そして2024/25シーズンでは2024年第52週(64.39)でそれぞれピークに
達した。2025/26シーズンにおいては、例年より早い2025年第39週に全国の定点当たり報告数
が1.00を超え、第47週に51.12、2026年第6週に43.34と二峰性の流行を呈した。2026年第16週
以降は定点当たり報告数1.00未満で推移していたが、第34週に1.11となり、感染症法が施行さ
れた1999年以来、2009年に次いで二番目に早い流行入りとなった(インフルエンザの年別・週
別発生状況:https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/graph/weekly/Influenza/index.
html)。なお、第35週の定点当たり報告数は1.76(患者報告数6,543)であった。
2026年第35週(2026年8月24~30日)の都道府県別の定点当たり報告数は、沖縄県(8.50)、
岩手県(4.33)、新潟県(3.58)、神奈川県(2.99)、青森県(2.88)、東京都(2.65)、埼玉県(2.58)、
千葉県(2.51)、宮城県(2.44)、鹿児島県(2.32)、京都府(2.26)、茨城県(2.10)、鳥取県(1.90)、
福島県(1.79)、富山県(1.65)、栃木県(1.64)、北海道(1.62)、山口県(1.59)、高知県(1.59)、宮
崎県(1.43)、静岡県(1.35)、福岡県(1.31)、山形県(1.28)、滋賀県(1.23)、愛知県(1.10)、山梨
県(1.09)、長野県(1.08)、島根県(1.00)、香川県(0.96)、長崎県(0.94)、三重県(0.93)、広島県
(0.91)、大分県(0.90)、群馬県(0.87)、秋田県(0.84)、兵庫県(0.83)、熊本県(0.83)、奈良県
(0.79)、大阪府(0.77)、徳島県(0.76)、福井県(0.72)、和歌山県(0.49)、岐阜県(0.47)、愛媛県
(0.39)、佐賀県(0.38)、岡山県(0.34)、石川県(0.28)の順となった。全国47都道府県中、39都道
府県では前週の定点当たり報告数よりも増加し、7都道府県では前週の定点当たり報告数より
も減少した。また、2025年第36週~2026年第35週の定点医療機関からの累積報告数の男女比
は、10歳未満の年齢群では1.12:1、10~19歳の年齢群では1.17:1と男性に多いが、20~59歳の
年齢群では1:1.19、60歳以上の年齢群では1:1.18と女性に多かった。なお、60歳以上では男女
人口差の影響もある点に留意が必要であるが、20歳未満では男性が多く、20歳以上では女性
が多い傾向は、例年と同様であった。
インフルエンザ入院サーベイランス(全国約500カ所の基幹定点医療機関が週毎に報告するイ
ンフルエンザによる入院患者数、重症例の推移を反映する)においては、直近5週間(2026年第
31~35週)で増加傾向にある(57例→213例)。第35週に報告されたインフルエンザ入院患者の

Ministry of Health, Labour and Welfare / Japan Institute for Health Security, National Institute of Infectious Diseases

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