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【別添】 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou19/index.html
出典情報 サル痘に関する情報提供及び協力依頼について(5/20付 事務連絡)《厚生労働省》
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・ 発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5日程度持続し、発熱1-3日後
に発疹が出現。
・ 皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となる。
・ 欧州疾病対策・予防センター(ECDC)の報告では、現在欧州等で発生が見られ
るサル痘症例について、男性間で性交渉を行う者(MSM: Men who have Sex
with Men)の間で報告されている症例では、外陰部に病変が集中しているこ
とを指摘している7。
・ 多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露
の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがある。
・ 皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こす
ことがある。
・ 致命率は 1-11%程度とされている。
(参考)サル痘による皮疹(UK Health Security Agency(UKHSA), 14 May 2022)

・ 感染経路
・ 主にアフリカに生息するリスなどのげっ歯類をはじめ、サル、ウサギなどウ
イルスを保有する動物との接触によりヒトに感染する。
・ サル痘はヒトからヒトに感染することがあり、主に接触感染、飛沫感染をす
るとされている。なお、理論的には空気感染も起こす可能性が指摘されてい
るが実際に空気感染を起こした事例は確認されていない。
・ 発症後からすべての皮疹が消失し新しい正常な皮膚に覆われるまで感染予防
策をとることが推奨されている。
・ 鑑別診断
・ 同じく発疹を症状とする疾患が鑑別となり、水痘、麻疹、細菌感染、感染、
梅毒、薬物アレルギーなどが代表的。既に根絶されている天然痘とは症状で
の区別は困難である。
・ サル痘の発疹は手掌と足底にも出現することが多く、水痘の鑑別に有用とさ
れる。
・ 診断
・ 主に水疱や膿疱の内容液や蓋、あるいは組織を用いて PCR 検査で遺伝子を検
出することが有用である。
・ その他、ウイルス分離・同定や、ウイルス粒子の証明、蛍光抗体法などの方
法が知られている。
7

欧州疾病予防管理センター(ECDC). Monkeypox cases reported in UK and Portugal. 19 May 2022.
https://www.ecdc.europa.eu/en/news-events/monkeypox-cases-reported-uk-and-portugal

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