よむ、つかう、まなぶ。
資料1 薬剤師のキャリアパス懇談会について (2 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74540.html |
| 出典情報 | 薬剤師のキャリアパスに関する懇談会(第1回 7/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
薬剤師問題検討会「中間報告書」(2003年)(抜粋)
あるべき薬剤師の役割
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
薬剤師の業務については、まだ十分に行われていないところがあるという指摘があることを踏まえ、国民に良質の医療を提供する観点
から、薬剤師の役割を、単なる調剤のみならず、医療の担い手としての原点に立ってその役割を確認する必要がある。
薬剤師の役割は、最適な薬物療法を責任を持って提供すること(薬学的ケア)にある。また、今日では、医療の範囲が診断・治療のみ
にとどまらず、保健・予防からリハビリ・終末ケアにまで広がってきており、薬物療法に関連する薬剤師の実務上の責任範囲も広がっ
てきている。
患者に最適の薬物療法を提供するためには、薬剤の調製、患者への服薬指導を行うにとどまらず、薬剤の交付後における患者の服薬状
況を確認するとともに、実際の治療の一部として期待される薬物療法の効果が得られているか、薬剤による副作用が発生していないか
について確認し、医療関係者に適切なアドバイスを行う必要がある。
また、服薬指導を行うにあたっては、医薬品の効能・効果、副作用等について十分に患者の理解を得る必要があるとともに、患者が適
切に服薬することができるように配慮するべきである。そのためには、医薬品の効能・効果、副作用等について画一的に情報提供する
のではなく、患者とのコミュニケーションや薬歴管理などを通して、個々の患者の病態を理解し、さらには患者の心理状態、社会的背
景等を踏まえた上で行うことが重要である。
さらに、医薬品の専門家として、薬物療法に関する情報の収集及び科学的根拠に基づいた評価を行い、個々の患者に対する治療計画の
中で、医師の処方に際し適切なアドバイスを行うとともに、状況に応じて批判的な観点を持つこと、薬物療法に関して疑問を有する患
者に対し適切に対応することなども求められる。
また、医療安全についても国民の関心が極めて高くなっているが、医療事故の中で最も多いのは薬剤に関連するものであることを認識
し、医療サービスの提供過程で起こりうる事故のリスクの軽減に対し、医薬品の専門家の立場から貢献していくことが必要である。
また、一般用医薬品の販売に当たっては、薬剤の管理はもとより、他の医薬品を服用していないか、アレルギー体質でないかなどの確
認を行い、適切な情報提供を行うとともに、必要に応じて受診を勧めるなど、国民が自らの健康を改善し維持しようとする努力を適切
にサポートすることが求められている。
一方、製薬企業等においては、患者・医療現場のニーズを踏まえた有効性・安全性の高い医薬品の開発、医薬品の副作用情報等の関係
者への迅速かつ適切な提供等を行うにあたり、指導的役割とともに主体的な貢献をも果たすことが期待されている。
さらに、医薬品の開発に関し、病院・診療所における倫理的かつ科学的な治験の実施のため、医薬品に関する知識に基づく治験薬の評
価、副作用の予測など薬剤師の専門性が発揮されることが期待される。
このように、薬剤師には、最適の薬物療法の提供、服薬指導、医療安全対策、一般用医薬品の適正な販売、医薬品の開発など幅広い分
野における役割があるとともに、在宅医療、介護、地域保健等に対しても、他の医療関係者と連携を図りつつ、医薬品の専門家として
の貢献を図る必要がある。これらの役割を果たし、チーム医療の一員として社会のニーズに応えるためには、まず、薬剤師に求められ
る能力が何であるかについて考察を行う必要がある。
2
あるべき薬剤師の役割
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
薬剤師の業務については、まだ十分に行われていないところがあるという指摘があることを踏まえ、国民に良質の医療を提供する観点
から、薬剤師の役割を、単なる調剤のみならず、医療の担い手としての原点に立ってその役割を確認する必要がある。
薬剤師の役割は、最適な薬物療法を責任を持って提供すること(薬学的ケア)にある。また、今日では、医療の範囲が診断・治療のみ
にとどまらず、保健・予防からリハビリ・終末ケアにまで広がってきており、薬物療法に関連する薬剤師の実務上の責任範囲も広がっ
てきている。
患者に最適の薬物療法を提供するためには、薬剤の調製、患者への服薬指導を行うにとどまらず、薬剤の交付後における患者の服薬状
況を確認するとともに、実際の治療の一部として期待される薬物療法の効果が得られているか、薬剤による副作用が発生していないか
について確認し、医療関係者に適切なアドバイスを行う必要がある。
また、服薬指導を行うにあたっては、医薬品の効能・効果、副作用等について十分に患者の理解を得る必要があるとともに、患者が適
切に服薬することができるように配慮するべきである。そのためには、医薬品の効能・効果、副作用等について画一的に情報提供する
のではなく、患者とのコミュニケーションや薬歴管理などを通して、個々の患者の病態を理解し、さらには患者の心理状態、社会的背
景等を踏まえた上で行うことが重要である。
さらに、医薬品の専門家として、薬物療法に関する情報の収集及び科学的根拠に基づいた評価を行い、個々の患者に対する治療計画の
中で、医師の処方に際し適切なアドバイスを行うとともに、状況に応じて批判的な観点を持つこと、薬物療法に関して疑問を有する患
者に対し適切に対応することなども求められる。
また、医療安全についても国民の関心が極めて高くなっているが、医療事故の中で最も多いのは薬剤に関連するものであることを認識
し、医療サービスの提供過程で起こりうる事故のリスクの軽減に対し、医薬品の専門家の立場から貢献していくことが必要である。
また、一般用医薬品の販売に当たっては、薬剤の管理はもとより、他の医薬品を服用していないか、アレルギー体質でないかなどの確
認を行い、適切な情報提供を行うとともに、必要に応じて受診を勧めるなど、国民が自らの健康を改善し維持しようとする努力を適切
にサポートすることが求められている。
一方、製薬企業等においては、患者・医療現場のニーズを踏まえた有効性・安全性の高い医薬品の開発、医薬品の副作用情報等の関係
者への迅速かつ適切な提供等を行うにあたり、指導的役割とともに主体的な貢献をも果たすことが期待されている。
さらに、医薬品の開発に関し、病院・診療所における倫理的かつ科学的な治験の実施のため、医薬品に関する知識に基づく治験薬の評
価、副作用の予測など薬剤師の専門性が発揮されることが期待される。
このように、薬剤師には、最適の薬物療法の提供、服薬指導、医療安全対策、一般用医薬品の適正な販売、医薬品の開発など幅広い分
野における役割があるとともに、在宅医療、介護、地域保健等に対しても、他の医療関係者と連携を図りつつ、医薬品の専門家として
の貢献を図る必要がある。これらの役割を果たし、チーム医療の一員として社会のニーズに応えるためには、まず、薬剤師に求められ
る能力が何であるかについて考察を行う必要がある。
2