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【資料4】クルーズ船におけるハンタウイルス感染症事例への対応状況について(報告) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73577.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第105回 6/10)《厚生労働省》
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四類感染症

ハンタウイルス肺症候群

2026年6月5日時点

1.病原体
• ハンタウイルス科オルソハンタウイルス属のウイルス(アンデスウイルス等)

※ハンタウイルスには多数の種があり、その一部が疾患の原因となる。
2.感染経路
• 病原体を保有するげっ歯類の排泄物を含む粉じんの吸入、汚染された食物の喫食。
• ハンタウイルスのうち、アンデスウイルスのみ、限定的なヒト―ヒト感染が過去に報告。
ただし、濃厚な飛沫・接触曝露を介した限定的な伝播であり、感染者と接触者の適切な管理により制御可能とされている。
• 今般のクルーズ船事案におけるヒト―ヒト感染の感染力等については、WHO等により疫学調査を実施中。
3.症状
• 潜伏期間は1週間から7週間程度(通常約2週間)。アンデスウイルスは最大6週間。
• 発熱や咳、筋肉痛などを呈し、嘔吐や下痢を伴うこともある。急速に症状が進行し、呼吸不全、循環不全を呈し死亡することがある。

致命率は10%から50%程度である。アンデスウイルスは21%から36%程度。
4.発生状況
• 北米、中南米で発生がみられる一方、日本国内では患者発生の報告はない。(日本にはアンデスウイルスなどハンタウイルス肺症候群の原因
ウイルスを媒介するげっ歯類は存在しない)
※腎障害等を引き起こす別のハンタウイルスを原因とする腎症候性出血熱については、過去(60年代等において)我が国でも発生が確認され
ている。
5.診断・治療・予防
• 診断:全血、血清、血漿、唾液、鼻咽頭拭い液、組織からのウイルスの分離・同定等。
• 治療:特異的な治療法はなく、対症療法が中心である。

• 予防:流行地域ではげっ歯類との接触を避ける。環境を清潔に保つ。食品は蓋などをして適切に保管する。国内で承認されたワクチンはない。
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