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資料2 予算編成の在り方の抜本見直しに向けて(基本原則の提案)(有識者議員提出資料) (1 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2026/0413agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和8年第4回 4/13)《内閣府》
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資料2

予算編成の在り方の抜本見直しに向けて(基本原則の提案)
2026 年4月 13 日
筒井 義信
永濱 利廣
南場 智子
若田部昌澄
「責任ある積極財政」の具体化に向けて、予算編成の在り方を抜本的に見直す必要がある。物価・
賃金・金利をめぐる前提が大きく変わる中、これまでの予算編成の延長線上では十分に対応できない。
3 月 10 日の日本成長戦略会議において、高市総理は、17 の戦略分野における官民投資ロードマ
ップの具体化を進めるとともに、その成長戦略が実現する強い経済の姿を定量的に示し、日本成長
戦略会議と経済財政諮問会議が連携しつつ、骨太方針を含む今後の経済財政運営に反映していく
よう指示した。あわせて、内閣府モデルを用いて、国内投資の伸び、GDP の伸び、税収増への寄与、
債務残高対 GDP 比の見通しを示す試算を中長期試算に反映すること、さらに、債務残高対 GDP 比
を安定的に引き下げていく中でも可能となる財政規模を精査し、危機管理投資・成長投資などに活
用するため、別枠で管理する方策を検討することを指示している。その趣旨は、成長戦略の定量的な
裏付けと、それを支える財政運営の枠組みを一体として示し、予算編成の在り方を見直していくことに
あると考えられる。
また、3 月 26 日の経済財政諮問会議における海外有識者の議論からも、

高債務そのものを機械的に問題視するのではなく、債務残高対 GDP 比について、市場の信認
に足る、説明可能で信頼できる中期経路を示すこと、

政策の効果、金利上昇などの不確実性を踏まえた複数年の財政経路を持つこと、

必要な公的な投資を保護しつつその財政的含意を透明に示すこと、

金利や成長率等の不確実性に備えた、「リスク管理」の実施や「分析・検証能力」を高めること
の重要性が確認された。必要なのは、単純な緊縮でも野放図な拡張でもなく、投資と規律を両立する
コントロール可能で中期的な財政運営である。
こうした方向性を踏まえれば、従来の一律抑制、補正依存、単年度の発想を前提としたままでは不
十分である。他方で、成長戦略、危機管理投資、税制・給付の見直し、防衛力整備、緊急時の対応
余力等を含め、今後さらに具体的に詰めるべき論点も多い。そこで、今後の具体的な検討を進める上
での指針として、以下の基本原則を提案する。
原則1





財政運営の中核目標として、債務残高対 GDP 比の安定的な低下を目指す

財政運営の中核目標としては、単年度 PB 中心の管理から転換し、債務残高対 GDP 比の安定
的な低下を位置づける。成長率を高め、併せて金利に目配りすることで、成長率の範囲内に債
務残高の伸び率を抑えていく。
PB については、債務残高対 GDP 比の低下に向けて確認することとし、その安定的低下の中で
複数年で管理する。
その際、国内投資の伸び、GDP の伸び、税収増への寄与、債務残高対 GDP 比の見通しを示す
試算を中長期試算に反映し、成長戦略と財政運営を一体的に示す。

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