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資料1-2-17診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
大理石骨病の診断基準
A.症状
1.病的骨折
2.肝脾腫
3.脳神経症状(視力・聴力障害、顔面神経麻痺など)
4.骨髄炎
5.歯牙形成不全
B.検査所見
1.血液・生化学的検査所見
①貧血(11.0g/dL 以下)
②白血球減少(3,000/µL 以下)
③血小板減少(10 万/µL 以下)
④低カルシウム血症(総血漿カルシウム濃度 8.0mg/dL 以下)
2.画像検査所見
①びまん性骨硬化像
②頭蓋底や眼窩縁の骨硬化像
③長管骨骨幹端の Erlenmeyer フラスコ状変形
④サンドイッチ椎体・ラガージャージ椎体
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
濃化異骨症、骨斑紋症、流蝋骨症、骨線状症、カムラティ・エンゲルマン症候群(骨幹異形成症)、異骨性骨
硬化症
D.遺伝学的検査

TCIRG1、CLCN7、OSTM1、TNFSF11、TNFRSF11 (RANKL)、TNFRSF11A (RANK)、PLEKHM1、CA2、
LRP5、IKBKG (NEMO、)、FERMT3 (KIND3、)、RASGRP2 (CalDAG-GEFGEF1)、SNX10 いずれかの遺伝子変
異を認める。
<診断のカテゴリー>
Definite:
(1)Aのうち3項目以上+Bのうち4項目以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
(2)Aのうち1項目以上+Bのうち3項目以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外し、Dを満たすもの
Probable:Aのうち2項目以上+Bのうち3項目以上(ただし、Bの2のいずれかを含む。)を満たし、Cの鑑別す
べき疾患を除外したもの

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