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高額療養費制度の見直しの基本的な考え方 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67332.html
出典情報 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 とりまとめ(12/16)《厚生労働省》
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また、限度額に関わる意見からは離れるが、保険者や医療従事者からだけではなく、
当事者の方からのヒアリングにおいても、高額療養費が現物給付化されていることで費
用総額が見えにくくなっているといった意見があった。
他方で、一般社団法人日本難病・疾病団体協議会より、難病患者・家族の約8割
(77.6%)は医療費総額を把握しているというアンケート調査結果(n=143)も紹介され
た。
高額療養費制度への意識を改めて喚起し、関係者に対し制度への理解を更に深めてい
ただく観点から、高額療養費制度を利用した場合に、全体としてどの程度の医療費がか
かっているのか、また、高額療養費としてどの程度の金額が還付されているのかといっ
た全体像の見える化を進めていくこと自体は重要であり、実務的にどのような対応が可
能かも含め、検討を深めていくべきである。



この点以外にも、現行の高額療養費制度に対する様々な課題が指摘された。例えば、
現行では、加入する保険者が変わる際に、多数回該当のカウントがリセットされる仕組
みとなっているところ、実務的な課題もあるものの、カウントが引き継がれる仕組みの
実現に向けた検討を進めていくべきである。



また、高額療養費制度の在り方は、高額薬剤の開発・普及等を背景に増大する医療費
負担を全体としてどう考えていくかという大きな視点で、今後とも継続的に検討してい
くべき課題であるという指摘もあった。

まとめ


以上が、これまでの本専門委員会の議論を踏まえた、高額療養費制度の見直しを行っ
ていく場合の基本的な考え方であるが、具体的な金額(限度額)等については、医療保
険制度改革全体の議論を踏まえて設定すべきである。
また、施行時期については、国民・医療関係者への周知、保険者・自治体の準備(シ
ステム改修等)などを考慮すると、一定の期間が必要である。来年夏以降、順次施行で
きるよう、丁寧な周知等を求めたい。

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