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資料4  医療上の必要性に関する専門作業班(WG)の評価 抗菌・抗炎症WG[122KB] (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
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要望番号

Ⅳ-205

要望された医薬品
要 望 内 容

要 望 者 名

一般社団法人日本リウマチ学会







サリルマブ(遺伝子組換え)







サノフィ株式会社

効能・効果

リウマチ性多発筋痛症:副腎皮質ステロイドの効果が不十分であるか不耐容であるもの

用法・用量

通常、成人にはサリルマブ(遺伝子組換え)として 1 回 200 mg を 2 週間隔で皮下投与する。

「医療上の必要性に (1)適応疾病の重篤性についての該当性
係る基準」への該当 〔特記事項〕
性に関する WG の評




リウマチ性多発筋痛症は、頸部、肩、腰部、大腿等の四肢近位部の疼痛やこわばりを特徴とする炎症性疾患であり、発熱、全身倦怠
感、食欲低下、抑うつ状態、体重減少等の全身症状を伴って日常生活に著しい影響を及ぼす。したがって、「ウ:その他日常生活に著
しい影響を及ぼす疾患」に該当すると判断した。
(2)医療上の有用性についての該当性



〔特記事項〕
本要望品目は、米国及び欧州において、全身性ステロイド薬(以下、「ステロイド」)による治療で効果不十分又はステロイドの漸
減中に再燃したリウマチ性多発筋痛症に対して承認されており、仏国のガイドライン1)において、ステロイドを漸減できない場合に本
要望品目を投与することによりステロイドからの離脱を目指すことが推奨されている。加えて、独国のガイドライン2)においても、リ
ウマチ性多発筋痛症を再発した患者又はステロイドによる有害事象が懸念される患者に対してインターロイキン-6 受容体阻害薬によ
る治療を行うことが推奨されており、その一例として本要望品目が挙げられている。また、診断に際しては、国内外ともに米国リウマ
チ学会・ヨーロッパリウマチ学会によるリウマチ性多発筋痛症の分類基準(ACR/EULAR 2012)3)が用いられており、治療に際しては、
国内外のいずれにおいてもステロイドが中心とされていることから、国内外における診断方法及び治療方針の実態に相違はない4)。以
1) Revue du rhumatisme 2024; 91: 694–713、Joint Bone Spine 2024; 91: 105730
2) Z Rheumatol 2025; 84: 494–505
3) Ann Rheum Dis 2012; 71: 484–92
4)

リウマチ科 2017; 57: 545-51、日本内科学会雑誌 2015; 104: 2157-62

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