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薬-6日本医薬品卸売業連合会 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66925.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第243回 12/10)《厚生労働省》
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医薬品卸の流通コストと認識されにくい設備等への投資と物価高騰
取扱商品の特徴

医薬品卸の対応



欠品が許されない在庫管理
生命関連性

全国津々浦々への配送維持
緊急時のライフライン基盤維持
(BCP対応設備等投資)

高品質性・多種多様性

高いレベルの品質管理
(GDP準拠設備等投資)
少量多品種の品揃え
トレーサビリティシステム
への継続投資

需給周期の不規則性

サイバーセキュリティ・
人手不足対応へのDX投資
医薬品の債権保全







平時の日本における全ての医療機関・薬局への医薬品の
安定供給と債権保全のみならず、頻発する自然災害、
サイバー攻撃、パンデミック等の有事におけるライフライン
基盤として、BCP(事業継続計画)に基づき、
設備・システム・人材へ投資し続けなければならない。
投資内容は、物流センター本体、耐震/免振設備・備品、燃料
の備蓄設備、災害時輸送設備・備品、トレーサビリティ
システムから全国を網羅する人材の配置まで多岐にわたる。
また、高度化する新薬のGDP(Good Distribution
Practice:医薬品の適正流通の基準)に医薬品卸は
対応しなければならない。
GDPの主な目的は、①品質の確保・温度管理、②流通過程
の適正管理、③偽造医薬品対策であり、製薬企業により
GDPの要求内容は異なる。これら全てに対応するために
は 設備・システム・人材への投資が継続的に必要である。

これらは医薬品ごとの流通コストとしては計算し難いが、
必要不可欠な投資であり、物価高騰・人件費上昇により
実行環境がより厳しくなっていくことが予想される。

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