よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


技-2 内視鏡手術用支援機器を用いた内視鏡手術に対する評価について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66054.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 医療技術評価分科会(令和7年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

診調組
技-2
7.11.20

内視鏡手術用支援機器を用いた内視鏡手術に対する評価について
1.現状


内視鏡手術用支援機器を用いた内視鏡手術(以下「ロボット手術」という。)は、平成
24 年度診療報酬改定において先進医療から「腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術
用支援機器を用いるもの)」が保険適用され、以降、累次の改定毎に保険適用されてきた。
現在、32 項目のロボット手術が保険適用されている。(表1)



令和8年度診療報酬改定に向けた提案としては、各領域の学会から計 15 件のロボット
手術の新規収載に関する提案があった。(表2)



ロボット手術の評価については、平成 30 年度診療報酬改定において、以下の通りの整
理がなされた。
(医療技術評価分科会における議論)


現在保険適用されていないロボット手術については、既存技術と比較した優越性
についての科学的根拠を現時点で示すことが困難な状況。



一方で、内視鏡の操作性の高さ等のロボット手術の利点が指摘されており、ま
た、現在保険適用されていないロボット手術の中には、既存技術と同等程度の医学
的有効性および安全性を有するものも存在すると考えられる。




ロボット手術については、各手術の有効性・安全性について個別に評価を行い、
既存技術と同等程度の有効性・安全性を有すると考えられるものについては、改定
において優先的に対応してはどうか。



ロボット手術を保険適用する際には、その安全性を担保し、データを蓄積するた
めの施設基準を設けるべきではないか。



既存技術と同等程度の有効性・安全性を有すると考えられるものの、優越性を示
すまでには至っていない手術については、その診療報酬上の評価は、既存技術と同
程度とすることが適切ではないか。


(対応方針)


医療技術評価分科会に提案のあったロボット手術等のうち、既存技術と同等程度
の有効性・安全性があると評価されたものについては、診療報酬改定において対応
する優先度が高い技術とする。



保険適用に当たっては、施設基準として、当該ロボット手術又は関連する手術の
実績や、関係学会によるレジストリに参加する等の要件を設ける。

1