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感染症週報 2025年第42週(10月13日-10月19日) (10 ページ)
出典
| 公開元URL | https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/jp/idwr/2025/index.html |
| 出典情報 | 感染症週報 2025年第42週(10月13日-10月19日)(10/31)《国立感染症研究所》 |
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Infectious Diseases Weekly Report Japan
2025年 第42週
(10月13日〜 10月19日)
:通巻第27巻 第42号
〈9月コメント〉
(10月10日集計分)
◆性感染症について (2025年7〜9月、22〜25ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジロー
マ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2025年
9月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は982(産婦人科・産科・婦人科:485、泌尿
器科:417、皮膚科:72、性病科:8)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期におけ
る各性感染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、
5〜69歳は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症
の男女別定点当たり報告数の推移(図3)、および定点当たり報告数の推移(22〜25ページ
「グラフ総覧」)を示す。
性器クラミジア感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな変
化は認められなかったが、女性では増加した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時
期と比較すると、男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年齢
群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳であった。また、女性では10〜14歳の
報告を認めた。
性器ヘルペスウイルス感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では増加し、
女性では大きな変化は認められなかった。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と
比較すると、男性でかなり多く、女性でやや多かった。年齢群のピークは男性では35〜
39歳、女性では25〜29歳であった。
尖圭コンジローマ
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では増加し、
女性では減少した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性でや
や多く、女性でやや少なかった。年齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳
であった。
淋菌感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに増加し
た。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性では大きな変化は認
められなかったが、女性でやや多かった。年齢群のピークは男女ともに20〜24歳であった。
また、女性では10〜14歳の報告を認めた。
Ministry of Health, Labour and Welfare / Japan Institute for Health Security, National Institute of Infectious Diseases
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2025年 第42週
(10月13日〜 10月19日)
:通巻第27巻 第42号
〈9月コメント〉
(10月10日集計分)
◆性感染症について (2025年7〜9月、22〜25ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジロー
マ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2025年
9月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は982(産婦人科・産科・婦人科:485、泌尿
器科:417、皮膚科:72、性病科:8)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期におけ
る各性感染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、
5〜69歳は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症
の男女別定点当たり報告数の推移(図3)、および定点当たり報告数の推移(22〜25ページ
「グラフ総覧」)を示す。
性器クラミジア感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな変
化は認められなかったが、女性では増加した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時
期と比較すると、男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年齢
群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳であった。また、女性では10〜14歳の
報告を認めた。
性器ヘルペスウイルス感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では増加し、
女性では大きな変化は認められなかった。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と
比較すると、男性でかなり多く、女性でやや多かった。年齢群のピークは男性では35〜
39歳、女性では25〜29歳であった。
尖圭コンジローマ
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男性では増加し、
女性では減少した。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性でや
や多く、女性でやや少なかった。年齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳
であった。
淋菌感染症
7〜9月の定点当たり報告数は、4〜6月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに増加し
た。9月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性では大きな変化は認
められなかったが、女性でやや多かった。年齢群のピークは男女ともに20〜24歳であった。
また、女性では10〜14歳の報告を認めた。
Ministry of Health, Labour and Welfare / Japan Institute for Health Security, National Institute of Infectious Diseases
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