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【資料1】第10回検討会における主な御意見について (2 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64896.html |
出典情報 | 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第11回 10/20)《厚生労働省》 |
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第10回検討会における主な御意見(精神疾患に係る医療提供体制①)
(入院機能・地域移行)
○ 精神医療の入院に関する医療機能については、現在、国会での継続審議となっている医療法改正案の成立の後に、精神病床の機能
区分を検討するという理解。精神病床については、別の検討会で行われている地域医療構想の議論を待つという姿勢が前提という認
識であるので、あたかも精神病床の機能の分け方が既に規定されているかのように、本検討会で構想の検討会に先んじて議論が進ん
でいるといった誤解が生じないよう、事務局には提示資料を含めて慎重かつ丁寧な議論の進め方や方向性の整理を改めて強くお願い
したい。
○ 包括期機能を有する小規模な病院において、多職種により外来、訪問診療、障害福祉サービスを一体的に提供するとあるが、地域
生活を支えていく上では、訪問診療だけではなく、訪問看護も一緒に行うべきである。
(人員配置)
○ 入院医療でどのような患者にどのようなマンパワーを提供すべきか、つまり人員の配置や重症度、医療・看護必要度の判定の必要
性についても、医療提供体制に係ることなので、今後検討が予定されている報酬改定や法律の見直しなどを踏まえて、その中で議論
が継続して行われることを望む。
○ 医療・看護必要度について、他科では研究がなされている。精神科では難しいが、客観的なエビデンスを出して議論する必要があ
るのではないか。
○ 身体合併症対応を含めた身体的ケアや身体機能の低下防止という観点では、医療処置の実施や転倒・転落防止目的の隔離・身体的
拘束の低減を図る必要がある。身体拘束ゼロを目指した患者、医療従事者双方にとって安心・安全な入院医療が提供できる人員配置
が必要である。
(高齢の長期入院者への対応)
○ 精神科病院に長期入院中の70代から80代の方たちにも届くような短期的な対応策について具体的な議論を深める工夫が必要ではな
いか。中長期的な対応策としては、地域で暮らすことを希望している70代から80代の方の入院者については、本人の希望に基づき、
障害や病気があっても適切に介護サービスが受けられて、地域で暮らすことができるようになるため、介護分野の人材育成のカリ
キュラム等に精神科医療における長期入院の問題を加えてはどうか。短期的な対応策としては、地域包括支援センターの協力を得る
ため、各市区町村の行政の高齢者福祉課等が窓口になって精神科医療機関と連携を取り、退院を御希望される高齢の住民の方がいる
場合は、行政の担当者と地域包括支援センターが一緒になって、まずは御本人の元に会いに行くことを事業化・制度化してはどうか。
(身体合併症)
○ 身体合併症について、精神看護専門看護師はリエゾン精神看護の役割を担うので、精神科リエゾンにおける精神看護専門看護師等
の専門性の高い看護師の活用も明記してはどうか。
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(入院機能・地域移行)
○ 精神医療の入院に関する医療機能については、現在、国会での継続審議となっている医療法改正案の成立の後に、精神病床の機能
区分を検討するという理解。精神病床については、別の検討会で行われている地域医療構想の議論を待つという姿勢が前提という認
識であるので、あたかも精神病床の機能の分け方が既に規定されているかのように、本検討会で構想の検討会に先んじて議論が進ん
でいるといった誤解が生じないよう、事務局には提示資料を含めて慎重かつ丁寧な議論の進め方や方向性の整理を改めて強くお願い
したい。
○ 包括期機能を有する小規模な病院において、多職種により外来、訪問診療、障害福祉サービスを一体的に提供するとあるが、地域
生活を支えていく上では、訪問診療だけではなく、訪問看護も一緒に行うべきである。
(人員配置)
○ 入院医療でどのような患者にどのようなマンパワーを提供すべきか、つまり人員の配置や重症度、医療・看護必要度の判定の必要
性についても、医療提供体制に係ることなので、今後検討が予定されている報酬改定や法律の見直しなどを踏まえて、その中で議論
が継続して行われることを望む。
○ 医療・看護必要度について、他科では研究がなされている。精神科では難しいが、客観的なエビデンスを出して議論する必要があ
るのではないか。
○ 身体合併症対応を含めた身体的ケアや身体機能の低下防止という観点では、医療処置の実施や転倒・転落防止目的の隔離・身体的
拘束の低減を図る必要がある。身体拘束ゼロを目指した患者、医療従事者双方にとって安心・安全な入院医療が提供できる人員配置
が必要である。
(高齢の長期入院者への対応)
○ 精神科病院に長期入院中の70代から80代の方たちにも届くような短期的な対応策について具体的な議論を深める工夫が必要ではな
いか。中長期的な対応策としては、地域で暮らすことを希望している70代から80代の方の入院者については、本人の希望に基づき、
障害や病気があっても適切に介護サービスが受けられて、地域で暮らすことができるようになるため、介護分野の人材育成のカリ
キュラム等に精神科医療における長期入院の問題を加えてはどうか。短期的な対応策としては、地域包括支援センターの協力を得る
ため、各市区町村の行政の高齢者福祉課等が窓口になって精神科医療機関と連携を取り、退院を御希望される高齢の住民の方がいる
場合は、行政の担当者と地域包括支援センターが一緒になって、まずは御本人の元に会いに行くことを事業化・制度化してはどうか。
(身体合併症)
○ 身体合併症について、精神看護専門看護師はリエゾン精神看護の役割を担うので、精神科リエゾンにおける精神看護専門看護師等
の専門性の高い看護師の活用も明記してはどうか。
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