３．デジタル原則・ＡＩ活用に関する規制改革
（１）課題
行政・民間ともに紙文化や対面前提の慣習が残存し、ＡＩ社会実装の前提となるデータ
ドリブン化を阻害しています。また、デジタルやＡＩが存在しなかった時代に制定された
法律が、保護すべき利益や社会環境の大きな変化にもかかわらず条文解釈だけで運用され
続けている例が少なくありません。ＡＩが浸透する社会の到来を前提に、時代に合わなく
なった条文を大胆に見直す決断が求められます。
（２）提案
①

独占業務における活用、スマート農業等、各分野の具体的な局面で必要とされる手

続き、要件、リスクを精査し、
「ＡＩ実装阻害要因ゼロ」を目標に利用促進を図る。
② ＡＩ開発・利用に係る責任分担を明確化し、硬直的な法規制よりもリスク管理のフ
レームワークとサンドボックス制度を拡充する。
③ リスキリング支援を強化し、
「ＡＩを世界一使いこなす国」を実現する人材基盤を
構築する。
４．結び
規制改革は「現状維持バイアス」との闘いです。各論での抵抗に屈せず、国全体の長期
的利益を優先した決断を求めます。私は今後も利用者・現場・次世代の声を代弁し、未来
志向の規制改革を推進してまいります。
以上