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資料2-1 「がん医療分野」のコア指標について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64289.html
出典情報 がん対策推進協議会(第92回 10/6)《厚生労働省》
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コア指標 追加(案)
○コア指標(案)については、3つの選定方針(①指標の評価として質が高い。(悉皆性、科学的信頼性) ②最終ア
ウトカムへの影響が大きい。 ③都道府県等の比較が可能となる指標が望ましい。)により、すでに設定されている
296指標のうち93指標を選定した。
○第91回がん対策推進協議会で、すでに設定されている296指標のうち、下記の4指標についてコア指標として追加す
る意見をいただいた。
分野
がん医療

がんとの共生

がんとの共生

がんとの共生

分野

指標

意見

がん医療提供体制等<がんゲノム医療>
P7 中間アウトカム指標

(212205)
ゲノム情報を活用したがん医療につ
いてがん患者が知っていると回答し
た割合

・ゲノム検査のパネル検査については、実施医療機関が限られており、こういう治
療があるとの情報が患者に届いていない可能性があります。存在を知らないと受け
たいと言えませんので、患者目線のアウトカム指標としてコア指標にできないか。

がん患者等の社会的な問題への対策(サバイバーシップ支
援)
P20 分野別アウトカム指標

(300008)
治療費用の負担が原因で、がんの治
療を変更・断念したがん患者の割合

がん患者等の社会的な問題への対策(サバイバーシップ支
援)
P20 分野アウトカム指標

(300009)
金銭的負担が原因で生活に影響が
あったがん患者の割合

ライフステージに応じた療養環境への支援
P22 アウトプット指標

(341105)
・特に小児がん患者や大学生といったAYA世代の若い患者はほとんどが治療後に
小児がん拠点病院等のがん相談支援 初めて就職活動を開始する。新規就労の場合はがん経験や晩期合併症を抱えている
センターにおける、小児・AYA世代の ことが、就職に不利になるのではと就職活動に大変苦労しているところ。子どもた
がん患者に対する就労に関する相談 ちが経済的に自立することと、社会に貢献することが、大変重要な課題と考えまし
件数
たので、コア指標にできないか。

・高額療養費制度やOTC、OTC類似薬を含めて、患者の経済的負担感がより重要な
問題であるということを患者として非常に実感している。患者の経済的負担感に関
するもの、経済的理由による治療変更であるとか、金銭的なことが生活にどのよう
に影響するのかがコア指標に含まれていない。経済的課題は、長期に、制度が変
わった場合に、このがん対策そのものが後退してしまう可能性などというのも、計
測するという意味合いにおいても、長期的に計測するコア指標として追加できない
か。
・患者体験調査で、経済的困難に関する記載の中で、若年者の半数近くの方が経済
的な影響を受けていたと回答していることから、コア指標として追加し、できれば
AYA世代も含めて検討してほしい。

対応



第92回、93回、94回がん対策推進協議会で、「がん予防」、「がん医療」、「がんとの共生」、「基盤整備」それぞれの中間評価を行う。



第92回がん対策推進協議会では、「がん医療」についての中間評価を行うために、「がん医療」に関連したコア指標案の追加について報
告することとする。

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