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【資料3】高額療養費制度について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63945.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第198回 9/26)《厚生労働省》
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第4回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会における主なご意見①

(注)主な御意見を事務局で整理したもの。(御意見の趣旨を踏まえて文言を整理している。)

高額療養費制度と医療保険制度改革全体との関係について


高額療養費制度について、人口構造の変化や医療費の高騰等の状況を踏まえると、現行制度のままで維持することが難しいことは確か
であり、一定の見直しは必要ではないか。そして、現役世代の負担軽減が不可欠な状況においては、高額療養費制度だけではなく、医療
保険制度全体の中で見直しを行っていくということは共通認識になっているのではないか。その上で、医療費の適正化や、給付と負担の
バランス、公費・保険料・自己負担といった財源のバランス等について検討するとともに、費用の見える化も含めたコスト意識の面の検
討も含め、国民にとって納得感がある形で検討を進めていくべき。



医療保険財源が厳しく、現役世代の保険料負担が限界に来ているという点を踏まえれば、高額療養費制度の議論を進めるに当たっても、
医療保険財源を含めた制度全体の議論を踏まえた上で、検討を進めていく必要がある。全体での議論となると、やはり医療保険部会での
議論が必要になってくるのではないか。



高額な薬剤の給付の在り方や医療費の適正化などは、この専門委員会の所掌を超えた議論であるため、医療保険部会をはじめ、関係審
議会等で議論も行っていくことが必要。その際には、この専門委員会の役割分担の整理も必要。





医療の高度化に伴う負担と給付をめぐる問題について、中期的なスパンで議論できる場を設けてもいいのではないか。
高額療養費制度だけではなく、他の改革項目も含めて全体感を持って議論していくことは重要。その際は、納得感やコスト意識といっ
たものを高めなければ議論は進んでいかないと思うため、費用の見える化や科学的根拠等の提示など国民にご理解いただく取組が重要。
別の場において医療保険制度全体の議論を行う際は、その議論の状況をこの専門委員会にもフィードバックしてもらいたい。



持続可能な医療保険制度に向けて、高齢者中心の社会保障から全世代型社会保障へ再構築することが必要であり、高額療養費制度を含
めて、年齢で区切っている今の制度の在り方を見直していくべき。



各委員から指摘されているが、高額療養費制度も含めて医療保険制度全体で議論すべき。その際には、国民全体で意見交換、議論がで
きるような情報提供や費用の見える化といったものと合わせて議論を深めるべき。



高額療養費制度について考える際は、もう少し多角的、多方面からの検討を加える必要があり、制度全体の持続可能性について議論を
する場合は議論の場を変える必要が出てくるかと思う。
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