令和６年度 健康保険組合 決算（見込み）集計結果（概要）について
令和７年９月２５日
Ⅰ．令和６年度決算（見込み）集計結果の概要：1,378 組合
1.

健康保険組合連合会

令和６年度決算（見込み）の経常収支は 145 億円の黒字へ。収支は改善したが、依然、約半数の
660 組合（47.9%）が赤字の状況。

2.

保険料収入は、三十数年ぶりの高い賃金上昇の影響（＋2,277 億円）に加え、保険料率の引き上
げ（＋1,069 億円）があり、前年度に比べ＋4,261 億円（＋4.9%）の増加。

3.

保険給付費は、６年度の医療費が新型コロナの特例措置の廃止等の反動により＋1.1%と低めに
推移し、対前年度＋623 億円（＋1.3%）の増加。

4.

高齢者等拠出金は、対前年度＋5.7%と保険料収入の伸びを上回り、＋2,065 億円の増加。

令和６年度決算（見込み）経常収支の状況

令和６年度決算
（見込み）

経常収入（①）

9 兆 2,677 億円

保険料収入
経常支出（②）

9 兆 1,444 億円
9 兆 2,531 億円

令和５年度決算

対前年度
増減額
伸び率

8 兆 8,315 億円

4,362 億円

4.9%

8 兆 7,184 億円

4,261 億円

4.9%

8 兆 9,680 億円

2,851 億円

3.2%

保険給付費

4 兆 7,925 億円

4 兆 7,301 億円

623 億円

1.3%

拠出金計

3 兆 8,591 億円

3 兆 6,526 億円

2,065 億円

5.7%

後期高齢者支援金

2 兆 2,593 億円

2 兆 1,526 億円

1,068 億円

5.0%

前期高齢者納付金

1 兆 5,995 億円

1 兆 4,999 億円

997 億円

6.6%

保健事業費

3,912 億円

3,815 億円

97 億円

2.6%

経常収支差引額（①-②）

145 億円

︵
再
掲
︶

【保険料収入の増加要因】

▲1,365 億円

影響額

①被保険者数の増加

寄与度(寄与率)

691 億円

＋0.8(16.2%)

②平均総報酬額の増加（賃金引き上げ効果）

2,277 億円

＋2.6(53.4%)

③保険料率の引き上げ

1,069 億円

+1.2(25.1%)

224 億円

+0.3( 5.2%)

④その他（新設・解散による影響）
計（①+②+③+④）

4,261 億円

1,510 億円

＋4.9 (100.0%)

-

R６年度
被保険者数

1,693.0 万人
(+1.1%)

平均標準報酬月額

39.8 万円
(+2.4%)

平均保険料率

9.31%
(+0.04)

(＊カッコ内は対前年度伸び率、増減 ppt)

（適用・財政指標、その他）
① 被保険者数は対前年度＋18 万 3,598 人（＋1.1%）増の 1,692 万 9,571 人、被扶養者数は▲33
万 2,598 人（▲2.9%）減の 1,103 万 3,491 人。

② 平均標準報酬月額は＋9,314 円（＋2.4%）増の 39 万 8,362 円、平均標準賞与額は＋3 万 7,176
円（＋3.0%）増の 127 万 5,287 円。

③ 平均保険料率は、前年度に比べ＋0.04 ポイント増の 9.31%（＊単一組合：9.18%、総合組合：
9.87%）
。なお、被保険者１人当たり保険料収入は＋1 万 9,522 円（＋3.7%）増の 54 万 146 円。

④ 加入者の健康維持・増進のための保健事業費は対前年度＋97 億円（＋2.6%）増の 3,912 億円。

⑤ 平均介護保険料率は前年度と同率の 1.78％。被保険者１人当たり保険料負担額（年額）は
+2,552 円（+2.1%）増の 12 万 1,517 円。