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地域の病院経営は危機的状況です (3 ページ)
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出典情報 | 地域の病院経営は危機的状況です(9/10)《日本病院会ほか》 |
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物価・賃金上昇は、病院の診療コストに甚大な影響を与えています(毎年約3%)
例えば、賃上げ4.0%、物価上昇3.0%の場合、診療のコストは、 1年あたり3.1%上昇
(内訳)
賃上げ
約4.0% × 人件費率 57.2%
物価上昇 約3.0% × 物件費率(薬剤等除く)28.5%
= 2.3%
= 0.8%
しかし、医療機関は、コストの上昇を価格に転嫁することが認められていません
診療報酬改定による引き上げは、コスト上昇のうちごく一部です
2024年度診療報酬改定率 0.88% → 年平均では 0.44%
これでは物価や賃金の上昇に遠く及びません
病院は、コスト削減等の努力を図っていますが、努力の限界を超えています
赤字の病院が増え、従事者の賃金を上げることもできなくなっています
2022年度頃から物価上昇が始まり、医療提供コスト(医薬品・保険医療材料除く)が約6.2%上昇
2018年度→2024年度で病院の収支は2.8ポイント悪化
医業赤字病院割合 55%→69%に増加
(2018年度→2024年度)
差し引き3.4ポイント分は
病院は経費節減や
必死の経営努力を行っています
2025年度の職員のベースアップ見込み 約1%
(参考:全産業平均3.7% 経営悪化の影響で他産業に遠く及びません)
例えば、賃上げ4.0%、物価上昇3.0%の場合、診療のコストは、 1年あたり3.1%上昇
(内訳)
賃上げ
約4.0% × 人件費率 57.2%
物価上昇 約3.0% × 物件費率(薬剤等除く)28.5%
= 2.3%
= 0.8%
しかし、医療機関は、コストの上昇を価格に転嫁することが認められていません
診療報酬改定による引き上げは、コスト上昇のうちごく一部です
2024年度診療報酬改定率 0.88% → 年平均では 0.44%
これでは物価や賃金の上昇に遠く及びません
病院は、コスト削減等の努力を図っていますが、努力の限界を超えています
赤字の病院が増え、従事者の賃金を上げることもできなくなっています
2022年度頃から物価上昇が始まり、医療提供コスト(医薬品・保険医療材料除く)が約6.2%上昇
2018年度→2024年度で病院の収支は2.8ポイント悪化
医業赤字病院割合 55%→69%に増加
(2018年度→2024年度)
差し引き3.4ポイント分は
病院は経費節減や
必死の経営努力を行っています
2025年度の職員のベースアップ見込み 約1%
(参考:全産業平均3.7% 経営悪化の影響で他産業に遠く及びません)