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今後の医学教育の在り方に関する検討会 第三次取りまとめ 概要 (2 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/toushin/mext_00005.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会 第三次取りまとめ(7/14)《文部科学省》
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今後の医学教育の在り方に関する検討会 第三次取りまとめ 概要②
2.診療改革
・より質の高く効率的な医療提供体制の構築に向け、医療DXを進めていく必要がある。また、医師の研究時間の確保等のため、診療エフォートを軽
減することが必要。
〇大学病院が他の医療機関・薬局との間で必要な電子カルテ情報や医薬情報の円滑な共有ができるよう支援すべき。
〇看護師の特定行為研修の履修を後押しするとともに、大学病院におけるより一層のタスク・シフト/シェアの環境整備を推進すべき。

3.地域医療への貢献
・大学病院は、地域医療の最後の砦として、高度で専門的な診療も担ってきたところ、厚生労働省の検討会において、地域医療への貢献を含めた自
主的な取組の適切な評価について議論が行われている。
〇大学病院が有している機能を把握し実際に行っている診療や地域医療への貢献について制度上どのように位置づけるべきか検討が必要。

4.研究改革
・大学病院における人材の流動性・多様性の向上が課題。また、大学・大学病院の知的アセットをフル活用する観点から、共同研究等の産学連携推
進が重要。
〇研究者の流動性・多様性の向上が図られるよう、研究者間や学内外の組織間の連携等に係る課題整理を行うべき。
〇医学系研究者の研究時間の確保等に係る研究環境改善に関する医学部・大学病院の取組の推進を通じた研究力強化に着実に取り組んでいく必要。
〇専門研修期間中においても博士課程への進学を両立できる臨床研究医コース研修プログラムの推進等が必要。
〇各大学等が独自に行う産学連携の取組事例の紹介・横展開などを通じ、産学連携を通じたイノベーションマインドの涵養を推進していく必要。

5.教育改革
・卒前・卒後のシームレスな医師養成を行うため、診療参加型臨床実習における医学生の医行為の修得率向上や、総合的な診療能力を有する医
療人材の育成を促進することが重要。

〇低年次からの多様な実習の実施を推進するとともに、総合的な診療能力を有する医療人材の育成を促進することが必要。
〇実習を指導する医師に対して実習の趣旨や期待される医行為の内容等に係る仕組みを具体化するとともに、国において「臨床実習指導医(仮)」の
称号を付与する仕組みを具体化すべき。
〇医学生及び医学系大学院生に対して大学病院を活用しTA・RAとして教育研究に参画する機会を創出する取組の推進に努めるべき。
〇common diseaseに対応する経験を増やす等の観点から、地域の医療機関やへき地・離島での実習を充実させるべき。

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