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別添3 「熱中症対策行動計画」概要 (1 ページ)

公開元URL https://www.env.go.jp/press/110903.html
出典情報 熱中症対策推進会議(4/13)《環境省》
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熱中症対策行動計画

概要(令和4年4月 13 日改定)

近年、熱中症による救急搬送人員、死亡者数は高い水準で推移しており、国民
生活に深刻な影響を及ぼしている。令和3年の熱中症による死亡者数は、8月中
旬は気温が低かったこともあり、701 人(概数)と中期的な目標である年 1,000
人を下回ったものの、顕著な減少傾向に転じたとは言えず、むしろ地球温暖化の
進行を考慮すれば、今後更に増加することが懸念される。また、世界的に各地で
顕著な高温が発生しており、日本においても地球温暖化の影響が懸念される中、
熱中症は全ての世代の国民生活に直結する深刻な問題であり、より一層の対策が
不可欠である。さらに、令和4年夏の気温が全国的に高い傾向の予測となってい
るところ、ウクライナ情勢などに伴う電気料金や安定的な電力供給への影響によ
り、エアコンの利用を控える懸念など、今夏の熱中症リスクは非常に高くなるこ
とが考えられ、例年以上に一層の危機感を持って対応していかなければならない。
このため、令和3年3月 25 日に開催した「熱中症対策推進会議」において策
定した「熱中症対策行動計画」を改定し、各主体が一体となった熱中症対策の更
なる計画的な推進を図る。
<目標>
○中期的な目標:
・熱中症による死亡者数ゼロに向けて、2030 年までの間、令和3年に引き続
き死亡者数が年 1,000 人を超えないようにすることを目指し、顕著な減少傾
向に転じさせる。
・顕著な高温が発生した際に、死亡者数を可能な限り減らすことを目指す。
○令和4年夏の目標:

「熱中症警戒アラート」などに基づき、国民、事業所、関係団体などによる
適切な熱中症予防行動のより一層の定着を目指す。
<重点対策>
1. 重点対象分野
(1)高齢者等の屋内における熱中症対策の強化
・今夏においては、ウクライナ情勢などに伴う電気料金や安定的な電力供給へ
の影響が懸念される中、全国民が、エアコンを適切に利用し、熱中症予防行
動につなげていくことが重要。高齢者がエアコンを適切に使用しない理由等
を勘案しながら、関係府省庁が持つ熱中症対策に関する知見を、高齢者等の
視点に立って伝わりやすいように包括的に取りまとめ、地方公共団体や民間
企業等の協力も得ながら、各府省庁連携して様々なルートを通じてワンボイ
スで伝え、熱中症に関する一層の周知を図り、適切な予防行動のより一層の
定着を促進。
・災害等による停電やエアコンの故障等によりエアコンが適切に使用できない
場合に備えた対応について、地域において関係者が連携し、協力できる体制
づくりを推進する。
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