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5 高齢化の要因 (1 ページ)
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公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2025/zenbun/07pdf_index.html |
出典情報 | 令和7年版高齢社会白書(6/10)《内閣府》 |
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活・栄養状態の改善、医療技術の進歩等によ
高齢化の要因
り、年齢調整死亡率が大幅に低下し、昭和 25
高齢化の要因は大きく分けて、①年齢調整死
年の男性 42.2、女性 32.8 から、令和5年には男
亡率の低下による 65 歳以上人口の増加、②少
性 14.1、女性 7.8 になった(図1-1- 12)
。
子化の進行による若年人口の減少、の2つで
ある。
(1)年 齢調整死亡率(注 1)の低下による 65 歳
以上人口の増加
65 歳以上人口の増加に伴い、死亡者の実数
は増加傾向にあるが、人口の年齢構成に変化が
ないと仮定した場合の年齢調整死亡率は低下傾
向にある。戦後、我が国では、生活環境や食生
図1-1- 12
(注1)死亡数を人口で除した通常の死亡率(以下「粗死
亡率」という。
)は、高齢者の多い集団では高く
なる。人口の年齢構成は毎年変化するので、粗死
亡率は年次比較には適さない。そこで、人口の年
齢構成が毎年一定であると仮定して(これを「基
準人口」という。
)死亡率を算出したのが、年齢
調整死亡率である。計算方法は以下のとおり。
年齢調整死亡率={
[観察集団の各年齢(年齢階級)
の死亡率]×[基準人口集団のその年齢(年齢階級)
の人口]
}の各年齢(年齢階級)の総和/基準人
口集団の総数(通例人口千人当たりで表示)
死亡数及び年齢調整死亡率の推移
(人)
1,800,000
1,600,000
昭和25年
年齢調整死亡率
男性 42.2
(人口千対)
45.0
死亡数
男(右目盛り)
女(右目盛り)
40.0
35.0
1,400,000
死亡数
1,000,000
令和5年
年齢調整死亡率
女性 7.8
800,000
600,000
400,000
昭和25年
年齢調整死亡率
女性 32.8
20.0
15.0
10.0
0.0
昭和25 30
35
40
45
50
55
60 平成2 7
12
17
22
23
24
25
26
27
28
29
30 令和元 2
3
4
5
(1950)(1955)(1960)(1965)(1970)(1975)(1980)(1985)(1990)(1995)(2000)(2005)(2010)(2011)(2012)(2013)(2014)(2015)(2016)(2017)(2018)(2019)(2020)(2021)(2022)(2023)(年)
資料:厚生労働省「人口動態統計」
資料: 厚生労働省「人口動態統計」
(注)
「平成
27 年モデル人口」を基準人口としている。
(注) 年齢調整死亡率は、
年齢調整死亡率は、
「平成27年モデル人口」を基準人口としている。
14
25.0
5.0
200,000
0
30.0
年齢調整死亡率
令和5年
年齢調整死亡率
男性 14.1
1,200,000
活・栄養状態の改善、医療技術の進歩等によ
高齢化の要因
り、年齢調整死亡率が大幅に低下し、昭和 25
高齢化の要因は大きく分けて、①年齢調整死
年の男性 42.2、女性 32.8 から、令和5年には男
亡率の低下による 65 歳以上人口の増加、②少
性 14.1、女性 7.8 になった(図1-1- 12)
。
子化の進行による若年人口の減少、の2つで
ある。
(1)年 齢調整死亡率(注 1)の低下による 65 歳
以上人口の増加
65 歳以上人口の増加に伴い、死亡者の実数
は増加傾向にあるが、人口の年齢構成に変化が
ないと仮定した場合の年齢調整死亡率は低下傾
向にある。戦後、我が国では、生活環境や食生
図1-1- 12
(注1)死亡数を人口で除した通常の死亡率(以下「粗死
亡率」という。
)は、高齢者の多い集団では高く
なる。人口の年齢構成は毎年変化するので、粗死
亡率は年次比較には適さない。そこで、人口の年
齢構成が毎年一定であると仮定して(これを「基
準人口」という。
)死亡率を算出したのが、年齢
調整死亡率である。計算方法は以下のとおり。
年齢調整死亡率={
[観察集団の各年齢(年齢階級)
の死亡率]×[基準人口集団のその年齢(年齢階級)
の人口]
}の各年齢(年齢階級)の総和/基準人
口集団の総数(通例人口千人当たりで表示)
死亡数及び年齢調整死亡率の推移
(人)
1,800,000
1,600,000
昭和25年
年齢調整死亡率
男性 42.2
(人口千対)
45.0
死亡数
男(右目盛り)
女(右目盛り)
40.0
35.0
1,400,000
死亡数
1,000,000
令和5年
年齢調整死亡率
女性 7.8
800,000
600,000
400,000
昭和25年
年齢調整死亡率
女性 32.8
20.0
15.0
10.0
0.0
昭和25 30
35
40
45
50
55
60 平成2 7
12
17
22
23
24
25
26
27
28
29
30 令和元 2
3
4
5
(1950)(1955)(1960)(1965)(1970)(1975)(1980)(1985)(1990)(1995)(2000)(2005)(2010)(2011)(2012)(2013)(2014)(2015)(2016)(2017)(2018)(2019)(2020)(2021)(2022)(2023)(年)
資料:厚生労働省「人口動態統計」
資料: 厚生労働省「人口動態統計」
(注)
「平成
27 年モデル人口」を基準人口としている。
(注) 年齢調整死亡率は、
年齢調整死亡率は、
「平成27年モデル人口」を基準人口としている。
14
25.0
5.0
200,000
0
30.0
年齢調整死亡率
令和5年
年齢調整死亡率
男性 14.1
1,200,000