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資 料 1-2  日本赤十字社によるアストラゼネカ社製COVID-19ワクチン接種者の献血受入に向けた検討 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24719.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和3年度第6回 3/29)《厚生労働省》
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新型コロナウイルスに対するアストラゼネカ社製組換えウイルスベクターワク
チン接種者の採血制限期間の検討にあたっての考慮すべき点
• 「献血者の安全性」
「バキスゼブリアの添付文書」、「バキスゼブリア筋注適正使用ガイド」では、当該ワク
チン接種後の副反応は接種後28日目までに発症するとされている。

• 「血液製剤の安全性」
アストラゼネカ社製ワクチン接種後の重篤な有害事象として、当該ワクチンの接種に
より誘導された免疫応答による血栓性血小板減少症(vaccine-induced immune
thrombotic thrombocytopenia: VITT)があり、これを引き起こす抗PF4抗体が血液製剤
の安全性に与える影響を考慮する必要がある。

• 「血液確保への影響」
アストラゼネカ社製ワクチンは、本邦において接種者が非常に少ないことに加え、対
象者が限定されている(mRNAワクチンの接種が適さない方など)。
「献血者の安全性」や「血液確保への影響」に加え、本ワクチン固有の特性を踏まえ、「血液製剤
の安全性」への影響にも着目し、慎重に採血制限期間を検討する必要があると考える。
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