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参考資料1 新型コロナワクチンの製造株に係る検討について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00103.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会 季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチンの製造株について検討する小委員会(第1回 4/22)《厚生労働省》
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【3】令和6年度以降の新型コロナワクチンの接種について

(2)運用上の各規定

第55回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
2024(令和6)年2月5日

資料1

新型コロナワクチンの接種において用いるワクチンの検討について②


我が国では、オミクロンの出現以降、主流の流行株の疫学的状況やワクチンの開発状況等を踏まえ、ワクチンに
含むウイルス株について検討を行い、用いるワクチンを決定してきた。また、mRNAワクチンを用いることができ
ない方等への選択肢の確保の観点から、他のモダリティのワクチンも用いることができることとしてきた。



WHOにおいては、令和5年以降、株構成に関する専門家会議を少なくとも年2回開催する方針を示しており、昨
年12月に発表された直近の評価は以下のとおり。

WHO 新型コロナワクチンの抗原組成に関する声明(令和5年12月13日)(要約)





SARS-CoV-2 は循環し、スパイクタンパク質の重要な遺伝的および抗原性の変化を伴う進化を続けている。
さまざまなプラットフォームの一価 XBB.1.5 COVID-19 ワクチンは、循環変異株に対して中和抗体反応を誘発する。
現在のCOVID-19ワクチン抗原組成を維持し「一価 XBB.1.5」をCOVID-19ワクチン抗原として使用することを推奨。
ウイルスの進化とワクチンによる免疫の動態を継続的にモニタリングする必要性を踏まえ、年2回のレビューを行う予定。

※ 検討された科学的知見(ウイルスの流行及び抗原性、ワクチンに関する知見等)のうち、主なものは以下のとおり。


BA.2.86は、2023年7月に収集、XBB.1.5 と比
較して36個のアミノ酸置換が存在。
・ 下位系統の JN.1 を含むBA.2.86子孫系統の割合
は着実に増加している。



ヒト血清における変異株の中和をみると、従来型
ワクチン、BA.5含有2価ワクチン、XBBのブレイ
クスルー事例いずれにおいても、BA.2.86の中和抗
体価の上昇は、他の系統に比べて有意に低かった。



XBB.1.5一価ワクチンを接種し
たヒトの血清は、最近の感染の
有無に関わらず、EG.5、HK.3、
HV.1、BA.2.86、JN.1 を含む
XBB系統を中和。

出典 Statement on the antigen composition of COVID-19 vaccines (who.int)

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