よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-3-6 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(ヌバキソビッド筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[175KB] (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html
出典情報 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ロット番号は報告なし。

上記は、2023/07/27 に、日本の医師から入手した重要な追加情報(JPTAKEDA-2023TJP009979)(武田薬品経由)であり、Novavax はこれを
2023/07/28 に入手した。

経過報告は下記のとおり:

本例は「Journal of Cutaneous Immunology and Allergy,6(5):
2023」に掲載された症例である。

患者は 43 歳女性。本剤 2 回目の接種後 2 日目に左耳のそう痒性浮腫性
皮疹を自覚した。5 日目に導入したフェキソフェナジン塩酸塩の内服治
療では皮膚病変の抑制が不十分で、6 日目に眼瞼腫脹が出現した。7 日
目に当科紹介となった。皮膚疾患の家族歴はなく、患者も線維筋痛及
び片頭痛の 2 年間の病歴を除き、既往歴に特記すべき事項はなく、そ
れらはセレコキシブ、デュロキセチン、ロメリジン塩酸及び日本の漢
方薬で治療されていた。

身体的診察では、額にまで及ぶ紅斑を伴う眼瞼の腫脹、顎の限局性紅
斑、右耳の浮腫性;紅斑が認められたが、左耳の発疹は治まり、左腕の
ワクチン接種部位は影響を受けなかった。同様に、注射部位の腋窩リ
ンパ節の腫れも認められなかった。検査所見では、白血球数 4810/uL、
好中球 74.9%、好酸球 1.0%と正常値であり、血清 C-反応性蛋白(CRP)
0.17 mg/dL と血漿 D ダイマー1.4 ug/mL は軽度上昇を認めた。一方、
血清抗核抗体、免疫グロブリン E、補体 3(C3)、C4、総補体溶血活性
(CH50)などの補体値は正常範囲内であった。患者の全身状態は、発熱
及び呼吸困難もなく、その他は安定していた。プレドニゾロン錠 15mg/
日内服にて加療。1 週間後、皮膚病変はほぼ回復し、血清 CRP 及び血漿
D ダイマーは正常化した。プレドニゾロン錠は 13 日目に漸減し、再発
の徴候はなかった。

3