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○最適使用推進ガイドラインについて-5-1 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00142.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第518回  3/23)《厚生労働省》
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5.投与対象となる患者
【有効性に関する事項】
① 本剤の他の抗悪性腫瘍剤との併用投与は下記の患者において有効性が示されてい
る。

アキシチニブ又はレンバチニブとの併用投与:化学療法歴のない根治切除不能
又は転移性の腎細胞癌患者
② 下記に該当する患者に対する本剤の投与及び使用方法については、本剤の有効性が
確立されておらず、本剤の投与対象とならない。
 術後補助療法
 本剤の単独投与
 アキシチニブ又はレンバチニブ以外の抗悪性腫瘍剤との併用投与
【安全性に関する事項】
① 下記に該当する患者については本剤の投与が禁忌とされていることから、投与を行
わないこと。
 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
② 治療前の評価において下記に該当する患者については、本剤の投与は推奨されない
が、他の治療選択肢がない場合に限り、慎重に本剤を使用することを考慮できる。
 間質性肺疾患の合併又は既往のある患者
 胸部画像検査で間質影を認める患者及び活動性の放射線肺臓炎や感染性肺炎
等の肺に炎症性変化がみられる患者
 自己免疫疾患の合併、又は慢性的な若しくは再発性の自己免疫疾患の既往歴の
ある患者
 臓器移植歴(造血幹細胞移植歴を含む)のある患者
 結核の感染又は既往を有する患者
 Karnofsky Performance Status 70%未満(注1)の患者

(注 1)

Karnofsky Performance Status(PS)

Score
100
90
正常の活動が可能。特別な看護が必要ない。
80
労働することは不可能。自宅で生活できて、看 70
護はほとんど個人的な欲求によるものである。 60
様々な程度の介助を必要とする。
50
40
身の回りのことを自分でできない。施設あるい 30
は病院の看護と同等の看護を必要とする。疾患 20
が急速に進行している可能性がある。
10
0

定義
正常。疾患に対する患者の訴えがない。臨床症状なし。
軽い臨床症状はあるが、正常活動可能
かなり臨床症状があるが、努力して正常の活動可能
自分自身の世話はできるが、正常の活動・労働することは不可能
自分に必要なことはできるが、ときどき介助が必要
病状を考慮した看護および定期的な医療行為が必要
動けず、適切な医療および看護が必要
全く動けず、入院が必要だが死はさしせまっていない
非常に重症、入院が必要で精力的な治療が必要
死期が迫っている


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