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資料3_大学病院改革ガイドライン (15 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00010.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(令和5年度 第8回 3/18)《文部科学省》
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②地域医療機関等との連携の強化
上記(1)の①にて記載した自院の役割・機能を踏まえ、地域全体で必要な医療
サービスが提供されるよう、地域の医師会や医療機関等との役割分担や連携内容等
ついて適切に見直しを行った上で、必要な連携体制を再構築するための方策を検討
し、具体的に記載する。
③自院における医師の労働時間短縮の推進
医師の働き方改革に伴い、医師の労働時間を短縮していくためには、各大学病院
が「医師労働時間短縮計画作成ガイドライン」に基づき作成した医師労働時間短縮
計画により、PDCAサイクルによる労働時間短縮の取組を進めていくことが必要
である。
以上を踏まえ、医師労働時間短縮計画との整合を図ることを念頭に、本項目に係
る具体的な検討内容を以下に参考として示す。
1)多職種連携によるタスク・シフト/シェア
医師の労働時間を短縮するために、従前に医師が行っていた業務のうち、他の
職種でも対応可能又は協働することが可能な業務については、積極的なタスク・
シフト/シェアの推進が必要であり、その方策を検討し、具体的に記載する。
また、タスク・シフト/シェアの推進に当たり、その知識・技術等を修得する
ために必要な研修等の受講について、受講希望者が研修等を受講しやすい勤務環
境の整備等に取り組むことについて検討し、具体的に記載する。
なお、タスク・シフト/シェアの推進に当たっては、その移管する業務の内容
が、タスク・シフト/シェアを受ける職種の専門性の一層の活用につながるもの
であることや、当該職種の業務過多にも十分に配慮した上で、医師の労働時間を
短縮するのみならず、大学病院全体の業務の効率化と質の担保につながる取組に
なるよう留意する。
さらに、医師の業務のタスク・シフト/シェアの主な担い手として期待される
看護師の特定行為研修修了者や医師事務作業補助者については、持続的に必要な
人員を確保できるよう、必要に応じて自大学又は自院にて教育し、確保するなど
の取組も併せて検討することが望ましい。
2)ICT や医療 DX の活用による業務の効率化等
医師のみならず大学病院で勤務するあらゆる職種がより効率的に業務を行うた
めに、従前に医師をはじめとした医療従事者が行っていた業務及びその周辺業務
を精査するとともに、上記1)のタスク・シフト/シェアに係る取組も踏まえて、
ICT や医療 DX の活用により業務の効率化を積極的に推進することが必要であり、
その方策について検討し、具体的に記載する。
なお、その導入に当たっては、近年、病院がサイバー攻撃の標的とされる事例
が増加しているとともに、医療において扱われる健康情報は極めて秘匿性の高い
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