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総ー1○高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00249.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第585回 3/13)《厚生労働省》
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高額医薬品(感染症治療薬)に対する対応
薬価算定
• 通常、1つの比較薬を選定して算定するところ、本剤は「対象疾患(新型コロナ)の類似性」と「投与対象患者(重症
化リスクの有無)の類似性」のいずれを優先するかによって算定薬価が大きく変動するため、2つの比較薬を選定して
薬価算定。

【対象疾患の類似性】
新型コロナ治療薬 『ラゲブリオカプセル』(一治療薬価 94,312.00円)
【投与対象患者の類似性】 抗インフルエンザ薬 『ゾフルーザ錠』
(一治療薬価 4,453.50円)
⇒ 二剤の一治療薬価の平均値に有用性加算5%(新規の作用機序)を適用し、
薬価は 一治療当たり 51,851.80円(一錠 7,407.40円) ※ 本剤は一治療当たり7錠服用

市場規模予測
• 新薬収載希望者による市場規模予測 :(ピーク時)2年度(R5年度) 37万人 192億円
➢ 収載後もそれまでと同程度の陽性者が発生すると推計
➢ 潜在的な投与患者数を推計しつつ、収載前の投与割合(約0.2%)も考慮し、全陽性者の1.2%に投与されると推計
薬価収載後の価格調整(市場拡大再算定)
• 市場拡大再算定のうち、年間市場規模が1,000億円を超える場合のルールについては、本剤の市場規模を迅速に把握する
ため、通常用いている薬価調査やNDBに代え、新型コロナウイルス感染症の患者発生状況、本剤の投与割合、出荷量等
の指標から年間販売額を推計して判断。
⇒ 市場が拡大してから4か月程度で価格引き下げ(通常の半分程度の期間で対応可能)
• さらに、上記の場合の引下げ率の上限については、年間販売額が予測販売額から10倍以上かつ3,000億円超に急拡大し
た場合に限り、現行ルールの上限値である▲50%から引き上げ、▲2/3(66.7%)とする。

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