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資  料 3-2 令和5年度第1回適正使用調査会の概要について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38341.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会運営委員会(令和5年度第4回 3/13)《厚生労働省》
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令 和 5 年度 第 1 回 適 正使 用調 査会
資料 1- 2

令和 5 年度血液製剤使用実態調査報告(適正使用調査会用資料)
「へき地・離島での輸血使用状況について」
日本輸血・細胞治療学会

輸血業務に関する総合的調査実施小委員会

【緒言】
へき地・離島では血液製剤の搬送に時間を要するため、特に緊急輸血を必要とする
場合に課題がある。血液製剤使用実態調査は日本で輸血用血液を使用している全施設
を対象として血液製剤の使用状況等を調査し、問題点の対策を検討するための基礎資
料作成を目的としている。今回の重点項目は、①へき地・離島での輸血使用状況(輸
血管理体制と使用状況、緊急避難的な血液製剤の供給・受領のマニュアルも含む)、
②小規模医療機関での輸血管理体制・使用状況について、であり本稿では前者につい
て報告する。
【調査対象施設】
2022 年度に日本赤十字社より輸血用血液の供給を受けた 9,277 施設を対象とした。
【調査期間と内容】
2022 年 4 月~2023 年 3 月までの 1 年間の血液製剤(輸血用血液、アルブミン製剤、
免疫グロブリン製剤等)の使用状況と輸血管理・実施体制などについて調査した。
【調査方法】
2022 年に日本赤十字社より輸血用血液の供給を受けた全医療機関のリストを国か
ら提供いただき、仕様書に準じて調査票を作成し、令和5年 9 月 10 日までに全医療
機関に調査票を郵送した。回答は日本輸血・細胞治療学会のホームページ上の WEB へ
の入力、あるいは回答を記載した文書の返送により行った。令和5年 11 月 20 日を回
答期限とし、12 月にデータを集計・分析した。
へき地・離島における輸血管理の調査について、へき地とは、 「無医地区 J1」 、
「準無医地区 (無医地区に準じる地区) J 2」 などのへき地保健医療対策を実施す
ることが必要とされている地域として調査項目を設定した。
【調査結果】
・基本的事項:輸血実施施設数と回答率
本年度(2022 年度使用状況)の調査は対象施設を 9,247 施設(返却・辞退 30 施設
を除く)とした。回答施設は 4824 施設(回答率 52.17%)であり、500 床以上の 90.8%
に対し、19 床以下では 40.5%であった(図 1、2)。なお、令和4年度調査結果と比
して輸血実施施設数は 300 床以上でほぼ横ばい、20-299 床で減少(46 施設減少)、019 床でもわずかに減少した(29 施設減少)。

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