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資料4 深田構成員提出資料 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37868.html
出典情報 ゲノム医療推進法に基づく基本計画の検討に係るワーキンググループ(第2回 2/14)《厚生労働省》
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7) 臨床現場からみたがんゲノム医療の現状と課題のまとめ
現状

遺伝子パネ
ル検査

現状の課題

改善の可能性/取組み

検査のタイミング
標準治療終了後
(終了見込みを含む)

結果判明時には病状が増悪し治療につな
がらないこともある

治療開始後早期にパネル検査実施(各学会
ガイドライン等に準じて)
→治療に到達する患者の増加に期待

検査回数:1回

がんの性質の変化を捉えた治療戦略が難
しい可能性(リキッドバイオプシー等)

・複数回の実施することの有用性を検討
・簡便で繰り返し可能な検査の実装を検討

治療到達:パネル検査後
の治療到達が約1割

パネル検査の恩恵を一部の患者にしか
届けられていない

エキスパートパネル負担
全例でEP検討が必要(一
部、簡略化の規定あり)




EP開催の負担(医療者・事務)
結果返却までに時間がかかる





臨床試験や治験の国内誘導、地域格差
の改善
治験情報等の共有
医療機関同士の円滑な紹介、等



EP対応可能な医療機関を増やす等の対
応策が検討されている

医療従事者
のリテラ
シー向上

がん専門病院の医療医従事者においても「がんゲノム」に関する知識
や情報が十分に認識されていないことが明らかになった



医療機関における教育や周知などの
リテラシー向上の取組みを加速

全ゲノム解
析等の新規
技術の実装

主な課題
・全ゲノム解析等の臨床的有用性(有用ながん種の検討を含む)
・医療機関における全ゲノム解析から結果返却までの体制構築
・遺伝性の腫瘍性・非腫瘍性疾患原因遺伝子を検出した際の対応
・臨床実装に向けた精度管理や検証、等



全ゲノム解析事業実施準備室において
対応方針を検討中

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