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総-1-2○パブリックコメント、公聴会の報告について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00246.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第583回 2/7)《厚生労働省》
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その前提として、加入者に不安や混乱を生じさせないよう、安定供給の確保など、後発品
の信頼回復と選定療養の制度に関する丁寧な周知が必要。政府には、保険者から加入者へ
の広報等に必要な支援をお願いしたい。
意見発表者②(檜谷義美・社会医療法人社団沼南会沼隈病院会長)

現在、コロナ以前の状況と比べて、外来患者数や病床稼働率は、決して元の状態には戻
っていない。


今回、診療報酬のアップが予定されているおり、どう配分されるか注目しているところ。
その中でいろいろな加算に配分されることもあるが、中小の病院にとって加算の要件を満
たすということがなかなか難しいので、加算要件の簡略化、さらに、加算要件の研修要件
に対するeラーニング等を含めた進め方、研修の在り方についての御協力をいただきたい。

高齢者救急については、二次救急を対応している在宅医療支援病院であっても、地方の
病院で高齢者救急の対応は難しい点がある。10対1では、夜間の救急や休日診療、休日の
救急には対応しきれないので、実質7対1の看護配置と職員配置をしている。

医療DXについては、導入とセキュリティにかなりの原資を必要とする。電子カルテの入
替えをしようと思うと2億円かかり、毎年300万円程度の保守料が必要になるなど、医療
DXに対応をしていくのには困難が伴う。

薬剤師の問題として、病院薬剤師と調剤薬局薬剤師の給料の格差ということが言われて
いるが、病院の院内の処方箋料、あるいは病院薬剤師の指導管理料等について、さらなる
配慮をお願いしたい。他にも、病棟への歯科衛生士の配置の評価、さらに、病棟のSTへの
評価ということも、さらに評価をしていただきたい。

地域で高齢者救急や在宅支援に取り組んでいる民間の中小病院の立場においては、民間
での救急医療、特に地域での救急医療、二次救急を担うという点で、かなりシビアな状態
であるということを理解いただきたい。
意見発表者③(藤井則正・日本労働組合総連合会広島県連合会(連合広島)事務局長)

地域で医療を担う人材確保について、医療現場で働く全ての労働者の処遇改善を図るこ
とが重要。継続的に医療現場で働く全ての労働者の賃上げを実現させるためには、医療職
一人一人の手元に確実に行き届く仕組みとなるよう、看護職員、病院薬剤師、その他の医
療関係職種だけでなく、40歳未満の勤務医師などについても、別立てとし、実績報告を求
めて検証できるようにすることが必要。実際の処遇改善にあたっては、労使でしっかり協
議して決めていただきたい。また、賃上げだけでなく、働きやすい職場環境であることも
重要。勤務間インターバル制度の確実な導入などにより、夜勤負担をはじめとする業務負
担の軽減を実感できる働き方改革の推進が求められる。人材確保と働き方改革の推進は、
基本方針の重点課題でもあるので、ぜひ実効性を伴う診療報酬改定を実行していただくよ
う要望する。
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