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令和4年度(2022年度)医療費(電算処理分)の地域差分析 (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/database/iryomap/index.html
出典情報 令和4年度(2022年度)医療費(電算処理分)の地域差分析(12/28)《厚生労働省》
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Ⅳ 後期高齢者医療制度の地域差
(1)結果の概要
<都道府県別の地域差について>


1人当たり年齢調整後医療費を都道府県別に見ると、北海道と西日本が高く、東日本が
低い傾向にある(図表4-2, 4-3, 4-6)。この傾向は、特に入院において見られる。



後期高齢者医療制度では、市町村国民健康保険に比べ、都道府県間の年齢構成の差異が
小さく、1人当たり年齢調整後医療費と1人当たり実績医療費の差異も小さい(図表44)。

<都道府県別の地域差の各種寄与について>


地域差への寄与を診療種別に見ると、入院の寄与度が大きく、入院外及び歯科の寄与度
は比較的小さい(図表4-7)。



地域差への寄与を年齢階級別に見ると、75歳以上89歳以下の寄与度が比較的大きい(図
表4-8)この傾向は、入院、入院外、歯科のいずれの診療種別においても見られる(図表
4-11, 4-14, 4-17)。



地域差への寄与を疾病分類別に見ると、診療種別計及び入院では「IX 循環器系の疾患」
「XIX 損傷、中毒及びその他の外因の影響」の寄与度が大きく、入院外では「IX 循環器
系の疾患」「XIV 腎尿路生殖器系の疾患」の寄与度が大きい(図表4-9, 4-12, 4-15)。



地域差への寄与を三要素別に見ると、地域差指数の高い都道府県では、受診率及び1件
当たり日数の寄与度がプラス、1日当たり医療費の寄与度がマイナスとなる傾向がある
(図表4-10) 。



地域差への寄与を新三要素別に見ると、地域差指数の高い都道府県では、推計新規入院
発生率及び推計平均在院日数の寄与度がプラス、入院1日当たり医療費の寄与度がマイ
ナスとなる傾向にある(図表4-10, 4-13)。

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