令和６年度 外交関係予算のポイント（概要）
○ 外務省予算については、厳しい国際情勢を踏まえ、安全保障対応と邦⼈保護、警備体制等を強化（対前年度＋
298億円）するとともに、ODAは⺠間資⾦等を活⽤した効果的な事業等に厚く配分するなど、総額7,417億円を計上。
令和５年度補正予算（2,701億円）と合わせ１兆円台の予算措置。
○ ODAについては、新たな開発協⼒⼤綱の下、「⾃由で開かれたインド太平洋」の実現を戦略的に⽬指す。その際、ODA
を呼び⽔としつつ、我が国の⺠間企業を含め多様な主体の参画を促していく。⼀般会計ODA予算は、令和５年度補正
予算と合わせ8,934億円と、昨年同様近年でも最⼤規模。また事業量では⼤幅増（３兆5,005億円）。
 外務省予算のポイント
•

安全保障関係の強化︓情報セキュリティ基盤を強化し、偽情報の拡散に対抗することで情報戦を戦い抜く基盤整
備。OSAを通じて同志国の能⼒・抑⽌⼒を⾼め、望ましい安保環境を創出。（365億円、＋102億円）

•

邦⼈保護・危機管理強化等の基礎予算︓邦⼈保護の最後の「砦」である在外公館の強靱化。戦乱地、危険地
での警備体制や防弾⾞の配備強化。（2,708億円、+195億円）

•

⽇本ならではの効果的なODAを展開︓⽇本企業の強みを⽣かしたオファー型協⼒や⺠間資⾦等を活⽤した効
果的ODAを導⼊。緊急⼈道⽀援等も含め、充分なODA事業量確保。（4,383億円）

 政府全体のODA事業
項 ⽬

（単位︓億円）
４年度（Ａ）

５年度（Ｂ）

６年度（Ｃ）

増減（Ｃ－Ａ）

増減（Ｃ－Ｂ）

⼀般会計ODA予算
当初

5,612

5,709

5,650

当初＋前年度補正

7,212

9,124

8,934

ODA事業量（注）

24,481

31,184

35,005

+38（+0.7％）
+1,722
（+23.9％）
+10,524
（+43.0％）

▲60（▲1.0%）
▲190（▲2.1%）
＋3,821
（＋12.3%）

（注）ODA事業量は、円借款、ODA予算（当初＋前年度補正）、国際機関向け拠出国債等発⾏額の合計。

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