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資料7 「賃金と物価の好循環」の現状と先行き(渡辺努氏提出資料) (8 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/1221/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和5年第17回 12/21)《厚生労働省》
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好循環の実現に向けた政府の役割は?

• 政府債務(既発の普通国債残高)は約1000兆円。平均残存期間は9
年2か月。
• インフレ率ゼロ%の経済からインフレ率2%の経済に移行したとする。
9年2か月の間に物価水準は1.199倍に上振れる。
• したがって、政府債務の実質的な残高は
1000兆円/1.199=834兆円
に減る。つまり、政府は2%経済への移行で166兆円を得る。
• 実質の債務負担が減るとはいえ、残高は依然として膨大で、削減の
ための強い財政規律が求められる状況に変わりはない。しかし、ゼ
ロ%経済にとどまるのがよいか、それとも2%経済に移行するのがよ
いかと問われれば、財政の観点からも、2%経済に移行することのメ
リットは大きい。
• 2%経済への移行を確実にするために必要な財政支出は惜しむべき
でない。
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