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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021178.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第82回 3/10)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ
-イ

① 新規陽性者数

3 月 10 日 第 82 回モニタリング会議のコメント
(2) 今週も高齢者施設、教育施設、職場での感染例が多数見られた。また、高齢者施設、医療機関、小中学校、
保育園・幼稚園などにおいて、多数の集団発生事例が確認されている。
(3) 1 月 3 日から 2 月 27 日までに、都に報告があった新規の集団発生事例は、福祉施設(高齢者施設・保育園
等)713 件、学校・教育施設(幼稚園・学校等)250 件、医療機関 71 件であった。
【コメント】
ア)少しでも体調に異変を感じる場合は、外出、人との接触、登園・登校・出勤を控え、発熱や咳、痰、倦怠感
等の症状がある場合は医療機関を受診するよう周知する必要がある。
イ)今週は、会食による感染が明らかだった新規陽性者数は、287 人であった。年度末前後は、友人や同僚等と
の会食の機会が増加し、新たな感染拡大の契機になる可能性がある。長時間、大人数で会話をすること等によ
り感染リスクが高まることから、会食は、できる限り短時間、少人数とし、会話時はマスクを着用することを
繰り返し啓発する必要がある。
ウ)医療機関や高齢者施設等においては、施設内での集団発生も多数確認されており、重症化のリスクが高い
患者や利用者の感染に加えて、職員の就業制限等による社会機能の低下が危惧される。また、保育園・幼稚園
や小学校等の休園・休校等により、保護者が欠勤せざるを得ないことも社会機能に大きな影響を与えている。
施設での集団発生を防止するため、感染防止対策をより一層徹底する必要がある。
エ)都では、高齢者施設等で複数の感染者が発生した際の往診支援、嘱託医等による診療への支援、地区医師会
が設置する医療支援チームの往診支援などを行っている。
オ)職場での感染を防止するため、事業者は、従業員が体調不良の場合に、受診や休暇取得を積極的に勧めると
ともに、テレワーク、オンライン会議、時差通勤の推進、3 密を回避する環境整備等の推進と、基本的な感染
防止対策を徹底することが引き続き求められる。

①-6

今週の新規陽性者 69,845 人のうち、無症状の陽性者が 5,106 人、割合は前週の 7.5%から 7.3%となった。
【コメント】
ア)今週も、症状が出てから検査を受けて陽性と判明した人の割合が高かった。
イ)無症状や症状の乏しい感染者からも、感染が広がっている可能性がある。症状がなくても感染源となるリ
スクがあることに留意して、日常生活を過ごす必要がある。

①-7

今週の保健所別届出数を多い順に見ると、世田谷 5,334 人(7.6%)と最も多く、次いで多摩府中 4,803 人
(6.9%)、江戸川 3,724 人(5.3%)、大田区 3,705 人(5.3%)、足立 3,501 人(5.0%)であった。
-4-