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参考資料2-1 医療保険部会(10 月27 日)各委員の発言要旨 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00051.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第104回 11/29)《厚生労働省》
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(人材確保を)重点課題に入れていただいたことも非常にありがたいと思う。もちろ
ん持続可能な医療保険制度を維持することのために、効率化・適正化、DX、生産性の
向上、予防等が必要であることはそのとおりだと思うので、そこを併せてこの4つの視
点の中でいかにバランスよく進めていくかということになる。



視点1に重点を置いて議論するということに異論はない。特にサービスの質の確保と
制度全体の持続可能性を担保する、この大きな目的が論点になる。

(現下の雇用情勢を踏まえた人材確保・働き方改革等の推進)


「患者や保険者の視点等を踏まえながら」という部分は極めて重要だと思っている。
限られた人材を有効活用するためには、全体として賃金を上げるということではなくて、
医療資源の適切な配置によって生産性を高め、また、医療を効率化・最適化するべき。



処遇改善については、患者負担、保険料負担の影響を踏まえた対応が重要になってく
る。



医療制度は公費、保険料で賄われているため、民間よりもよりしっかりとしたガバナ
ンスや効率化が図られているのかなど、賃金引上げに関しては、本当にその目的を達し
ているのかというようなことを、丁寧に透明性を持って検証した上で検討していくべき。



賃金の上昇の部分は、規模の小さい薬局ほど影響が大きく出る状況になっており、特
に医療資源の乏しい地域にある薬局には深刻な問題になってきている。処遇改善・働き
方改革の視点から見ても、健康に働き続けるための環境の整備を確保することが厳しい
状況になることも踏まえて、実効性のある対応が必要。



近々の課題としては、これだけ周囲が賃金上昇にかじを切っている中で、医療従事者
だけが賃金を上げられない状況というのはどうしても避けなければいけない。医療従事
者の入職超過率がマイナスになろうとしている状況、ここは何としても食い止めなけれ
ばいけない。そのためには一定程度の賃金上昇の原資としての診療報酬が必要ではない
かということを申し上げたい。



歯科医療現場から人材の離脱が進まないようにするためには、歯科衛生士、歯科技工
士の処遇改善は喫緊の課題と考えている。



人材確保のためには、働きに見合った処遇改善が欠かせない。人材の面でも持続可能
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