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令和5年度老人保健健康増進等事業による『生産性向上中核人材育成プログラム「デジタル・テクノロジー基本研修」』の周知及び受講勧奨のお願い (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index_00010.html
出典情報 令和5年度老人保健健康増進等事業による『生産性向上中核人材育成プログラム「デジタル・テクノロジー基本研修」』の周知及び受講勧奨のお願い(11/17付 事務連絡)《厚生労働省》
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デジタル・テクノロジー基本研修(モデル研修)

1.本研修のねらい
介護サービスの生産性向上 = 介護の価値を高めること

(1)介護現場における生産性向上のとらえ方


『居宅サービス分 介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改定版』(厚生
労働省)では、介護サービスの生産性向上を「介護の価値を高めること」と定義しています。



さらに、生産性向上に取り組む意義を、「人材育成」「チームケアの質の向上」「情報共有の効
率化」とし、介護サービスの質の向上と人材定着・確保をめざす、としています。

出典:『居宅サービス分 介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン 改訂版 介護の価値向上につながる職場の作
り方』厚生労働省老健局



介護現場における生産性向上とは、テクノロジーの活用等で業務改善や効率化等を進めることに
より、職員の業務負担の軽減を図るとともに、業務改善や効率化で生み出した時間をケア業務に
充て、利用者と職員が接する時間を増やすなど介護サービスの質の向上につなげることです。



生産性向上中核人材育成プログラム検討部会では、本研修プログラムを開発するにあたり、国が
推進する介護分野の生産性向上の考え方をふまえつつ、「介護サービスにおける生産性向上」を
次のように整理しました。



介護サービスの質の向上をめざすためには人材の定着・確保とモチベーションの向上が必要であ
り、いずれも相互に関連しています。これらの目的を達成するためには次の 5 項目が必要です。
介護サービスの質の向上を達成するために必要なこと


職業倫理を高める 倫理観や職業道徳を強化するための教育機会を確保する



専門性を発揮できる環境を創る 専門知識やスキルを最大限に活かせる環境を整備する



情報共有や連携を円滑にする 情報共有や他職種との連携を円滑にする仕組みを整備する



ゆとりをもって働く 労働環境の改善や業務の効率化を行い、業務の負担軽減を図る



自らの実践を評価・分析する 自分自身や職場の実践を客観的に評価し、分析する

本部会が考える介護サービスにおける生産性向上


要介護者の増加やニーズが、より多様化していくなかで、業務を見直し、限られた資
源を用いて一人でも多くの利用者に質の高いケアを届けること。



改善で生まれた時間を有効活用し、利用者に向き合う時間を増やしたり、自分たちで
質をどう高めるか考えていくこと。



均質性のとれたケアを持続するために、職員が自ら考え提案することができる、専門
職としての資質の向上と、ゆとりのある職場環境の維持に努めること。

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