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薬-1○令和6年度薬価改定について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00081.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第217回 11/24)《厚生労働省》
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価格の下支え制度に関するこれまでの主な意見
これまでの主な意見
• 価格の下支えは重要だが、メリハリが必要。安定確保医薬品については、その趣旨から薬価の下支えの対象となり得るが、カテゴリ
B・Cは品目数も多いので品目精査など整理が必要。その上で、基礎的医薬品との関係性を整理すべき。局方品も保険医療上重要な
医薬品が収載されているので整理が必要。また、総価取引をなくすなどの流通改善を一層進めることが大前提。
• 価格の下支え制度は、安定供給の確保ができる企業が供給している医薬品を優先的に評価していくことも一案。
• 最低薬価が設定されていない剤形に最低薬価を設定することも一案だが、具体的な価格の妥当性について業界から説明が必要。
• 最低薬価は剤形だけの取扱いであり、医療上の必要性や乖離率は要件ではないので、どのように薬価の下支えを進めることが適切な
のか、現在の最低薬価が安定供給可能な価格であるかも含め、製造原価の変動状況等のデータに基づき検討すべき。

• 前回の薬価改定で臨時・特例的に実施した不採算品再算定の適用品目について、仕切価率のデータを見る限りでは、前回の薬価改定
の意図が適切に反映されていないと言わざるを得ない。
• 不採算品再算定を受けた品目について、過度な値引きの対象になっていないかどうか、実態を確認すべき。
• 医薬品の安定供給の問題は医薬品業界の構造的な課題に端を発するものであり、診療報酬上の評価では根本的な解決にはつながらな
い。安定供給の実現には、後発医薬品業界全体の産業構造の見直しが必要。
• 安定供給について薬価のみで解決することは難しく、サプライチェーン強化といった総合的な対策が必要。
【関係業界の主な意見】
• 薬価を下支えする仕組みの充実が必要であり、基礎的医薬品の対象の拡充、不採算品再算定の柔軟な適用、最低薬価の新たな区分の
設定・設定価格の見直しなど見直すべき。
• 古くから薬価収載されている品目について、その医療上の必要性を判断する仕組みが必要であり、まず安定確保医薬品を精査すべき。
• 原材料等の物価高騰等は依然として継続しており、適時薬価を引き上げる仕組みが必要。

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